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2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part2

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皆さま、Bonjour‼︎
グランフロント大阪店、店長の古西です。
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本日もパリを中心に時間が許す限り、訪問したいと思います。
とその前に、まずは朝食を♪

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街のブーランジェリーで出来立てのクロワッサンとパン・ドゥ・ショコラでエネルギーチャージしました。
Rue de Rome通りを離れ、まず最初に訪れた素晴らしい製作家をご紹介致します。

Emmanuel Carlier

買い付けブログではもう既にお馴染みの弓職人、ムッシュ・エマニュエル・カリエール氏です!
カリエール氏については、数年前のブログで紹介しています。

カリエールの弓は、全て1人でパーツから手作りで行っています。
数年間の楽器と弓製作の修行を経て、ベルギー・ブリュッセルの巨匠、ピエール・ギョーム氏のもとで、弓製作のアシスタントを務めながら、弓の修理とオールドボウの造詣を深め、自身のスタイルを固めてゆきました。
今回は秋のフェスタに向けて、バイオリン弓とチェロ弓の"Gold Edition"のオーダーと、カリエールを日本に招いてのイベントの打ち合わせを行いました。
詳細はまた後日改めて。是非お楽しみに!

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Emmanuel Carlier(右)とSimon Guillaume(左)と一緒に記念写真。
次に訪れたのは、昨日に引き続きRue de Romeの楽器街にある、サンドリーヌ・ラファンのアトリエへ。本日のお目当はオールドボウです。
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Sandrine Raffinアトリエの前で。
今回はCharles Nicolas Bazin、Emile Ouchardなど皆さまに見ていただきたいオールドボウが多数ありましたが、入念に選定を重ね、こちらの弓に決まりました。

Charles Nicolas Bazin, France - Mirecourt, 1890 Certificate: J.F.Raffin

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Charles Nicolas Bazin, France - Mirecourt, 1890 Certificate: J.F.Raffin
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Charles Nicolas Bazin, France - Mirecourt, 1890 Certificate: J.F.Raffin
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Charles Nicolas Bazin, France - Mirecourt, 1890 Certificate: J.F.Raffin
上質なフェルナンブーコを使用したこの作品は、むだな力を要せず、滑らかに弾くことができ、細やかな音のニュアンスまで作り込むことが出来る表現力豊かな弓です。

次は、Guy &Francesco Coquozへ

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こちらは非常に良質なバイオリンやチェロ、弓が揃っており、フランスの新作バイオリンからオールドバイオリン、またモダンチェロまで、入念に選定をしましたが、なかなか決めきれず、一先ずステイし次の目的地へ。

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音は良くても、サイズやコンディション等、販売後にお客様にご迷惑をおかけしない商品を選定するのが大事です。
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特に、チェロはサイズが大きい為に古い楽器ほど状態がちょっと・・・というのは当たり前。必然的に、選ぶ幅が狭くなります。

次の訪問先は、Pierre  Caradot‼︎

お目当は、Christoph Schaefferの弓となります。
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Christoph Schaefferの弓がワッショイと出てきました!
オールドフレンチボウ最後の巨匠、Emile Ouchardより材料を譲り受けた後継者とされる、現代最高のフレンチ弓職人のひとりChristoph Schaefferの弓を選定してきました。
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弓はじっくり見て選ぶだけでなく、1本1本その弾き心地も選定します!
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選定でお借りした楽器は、数千万円は当たり前にするフランス製オールドヴァイオリンでした!汗
今回も多数用意いただき、いざ選定へ。その中でもに吸い付くような抜群の弾き心地、そして愛器を次のステージへ運んでくれるかのような、引き出しの数々を弾き手に与えくれるChristoph Schaefferの弓を今回も買い付けることができました。

Violin Bow; Christoph Schaeffer, France - Avignon, 2019

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Violin Bow; Christoph Schaeffer, France - Avignon, 2019
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Violin Bow; Christoph Schaeffer, France - Avignon, 2019

Violoncello Bow; Christoph Schaeffer, France - Avignon, 2019

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Violoncello Bow; Christoph Schaeffer, France - Avignon, 2019
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Violoncello Bow; Christoph Schaeffer, France - Avignon, 2019

次に訪れたのは、Hugues Paumier。

Hugues Paumier氏に迎えていただき、まずはお願いしていたJ.J.Millantの工房製のヴィオラ弓を確認。
世界最高の弓のエキスパートMillant工房は、フランス伝統的な弓作りを元に自分の個性を取り入れ、弓製作を行っていました。20世紀の弓製作の先駆者として、伝統あるフランスの弓製作を引継ぎ、多くのプロ奏者に愛用されています。1970年にはフランス最優秀職人賞を受賞しています。

Viola Bow; Jean-Jacques Millant Workshop

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Viola Bow; Jean-Jacques Millant Workshop
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Viola Bow; Jean-Jacques Millant Workshop

ヴィオラ弓を確認後は、モダンフレンチを入念に選定していきます。非常に良質なモダンフレンチが多数あり、どれを買い付けるか検討する中、まずは気になったバイオリンを全て、1本1本を細部まで検品していきます。どれだけ素晴らしい音質であっても、弊社の検品基準をクリアしなければ仕入れることはありません。
そんな中、やっと1本モダンフレンチに出会うことができました。

Charles Jean Baptiste Collin-Mezin fils, 1902 France - Paris, Certificate; Hugues Paumier

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Charles Jean Baptiste Collin-Mezin fils, 1902 France Paris
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Charles Jean Baptiste Collin-Mezin fils, 1902 France Paris
              
こちらのバイオリンは、コランメザンの息子が製作したマスターバイオリンです。
コランメザンはこの時代のクラシック音楽界に大きな影響力を持っていた当時の多くのヴァイオリニストと親交があり、巨匠Joseph Joachimがロンドンのセントジェームズホールでコランメザンのヴァイオリンで演奏したり、Ernesto Camillo Sivoriには彼の師匠パガニーニが愛用したGuarneri del Gesu"Cannone"のコピー楽器をプレゼントするなど、様々な記録が残っています。またParis Exhibitionにて金賞・銀賞を獲得しています。
息子は父親の死後、Mirecourtで家族のワークショップを引き継ぎました。彼は父親のモデルを元に多くのバイオリンを製作しています。
この希少なバイオリンは、透明感のあるクリアな音色であり、かつパワフルな音色が特徴です。是非一度お試しいただければと思います。
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そして本日最後に訪れたのは、ジョセフィーヌ・トマショー(Josephine Thomachot
)です。
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Josephine Thomachot氏と筆者。
Josephineは2013年に父である現代の世界最高の巨匠である弓製作家Stephane Thomachotと一緒に弓作りを始めています。
彼女は更にバロック弓について知識を深めるために、米国マサチューセッツ州ボストンにあるBow Maker David Hawthorneのワークショップで地位を確率し、Arthur Dubroca et Alexandre Aumontと一緒にl'Atelier d'Arthurで仕事をしています。
2015年以来、JosephineはアイルランドのNoel BurkeとパリのEmmanuel Carlierの両方のワークショップで自分のスキルを磨きました。
2015年9月、Josephineは、イタリアのクレモナにあるAndy Limが主催する現代の象牙弓の展覧会 «Great Bow Makers of the 21st Century»の為の弓を製作しています。
彼女の弓も撮影され、2015年に出版された弓の実寸写真の Andy Lim’s groundbreaking bookに含まれています。

2016年、Josephineはアメリカで行われたVSAコンペティションに参加し、若くしてヴィオラ弓製作部門で賞を受賞しています。
今回は非常に恵まれており、ビオラとチェロの弓を選定することができ、非常に素晴らしい弓に出会うことができました。感無量です。

Viola Bow; Josephine Thomachot, France - Paris, 2019

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Viola Bow; Josephine Thomachot, France - Paris, 2019

Violoncello Bow; Josephine Thomachot, France - Paris, 2018

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Violoncello Bow; Josephine Thomachot, France - Paris, 2018
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Violoncello Bow; Josephine Thomachot, France - Paris, 2018
あの若さにしてこの精度、クオリティ。偉大な父:ステファン・トマショーより受け継いだ技術を見事に継承した、若きサラブレッドの登場に是非、最大の賛辞と祝福をお願い致します!

本日は朝から精力的に買い付けを行い、たくさんの素晴らしい製作家と出会うことができ、貴重な経験でありました。余韻に浸りながら岐路に着こうとしたしたその時、隣の糸山氏から「エッフェル塔行く?」、、、、すっかり忘れてました!!全く頭の中からその思考が消え去っていました!
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せっかく初めてパリにきたわけですので、疲れた体に鞭打って、駆け足で男二人でParisの名所巡りです。
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圧倒されつつ、歴史に浸りながら幸せをかみしめ、シャンゼリゼ通りを歩き、夕食へ。

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翌日のシャンゼリゼ通りは、大規模なデモがありとても歩ける状態ではなかったとか。
ポトフ専門店でやさしい味を堪能しながら明日の買い付けの打ち合わせを行いました。

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明日は初のリヨンへ!
それでは皆さん今日はこの辺で。Au revoir!

今回買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木が買い付けを行った楽器は、5月〜7月各地(大阪・横浜みなとみらい・名古屋みなとアクルス・イオンレイクタウン・仙台泉・広島・南船橋・札幌クラシック)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

www.shimamura.co.jp

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今回のレポートと同時進行で買付模様だけでなく、楽器に関する様々な情報をお伝えしていきたいと思いますので、是非フォローをよろしくお願い致します!
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2019年 春 楽器買付レポートまとめ





2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part3

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みなさま、Bonjour‼︎
グランフロント大阪店、店長の古西です。
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フランス3日目はリヨンです!
リヨンはローヌ川とソーヌ川の合流点に位置しており、円形のローマ劇場、旧市街にある中世やルネッサンス時代の建築、半島のプレスクイルにあるモダンなコンフリュアンス地区などがこの街の 2,000 年の歴史が物語っています。
各所にあるトラブールと呼ばれる建物内の通路がリヨン歴史地区とラクロワルースの丘をつないでいます。
そして何より美食の街として有名ですね!
本日もハードスケジュールで、美食にありつけるのかどうか、、、はさておき、リヨンにて本日も極上の楽器に出会うべく出発です!

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パリより電車に揺られ、リヨンに到着。
2時間はあっという間です。到着後すぐさまホテルにチェックインし、いざリヨンの街へ!

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まず1件目は昨年のVSAの受賞で話題のDavid Leonard Wiedmerの工房を訪れました。

仕上がったばかりのGuarneri del Gesu 1742年"Dushkin"のモデルを拝見。
噂に違わぬ素晴らしいヴァイオリンでした。
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今回、幸運にも日本で初めてオーダーさせて頂くことになり、入荷は2023年(!!!!?)を予定です。
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訪問時にヒアリングできた彼の詳細な凄技テクニックについては、また4年後にお話しすることにしましょう!
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続いては、Christian Charlemagne Luthierへ。お目当てはモダンチェロです。
初めての訪問にも関わらず、こちらの要望にお応えいただき、選定開始。
まずびっくりしたのは、状態の良さです。常に音質が最高の逸品であっても、状態に難ありなのがモダンチェロでありますが、今回確認できたチェロは、非常に素晴らしいコンディションです‼︎

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Violoncello; Modern French Cello, France - Paris, ca1880

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Violoncello; Modern French Cello, France - Paris, ca1880
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Violoncello; Modern French Cello, France - Paris, ca1880
弾き手の引き出しをいくつも増やしてくれる柔らかな音色に、膨よかで豊かな音量が魅力のモダンチェロ。
音もコンディションも、パーフェクト!! クリスチャン一押しのモダンチェロです。

Violoncello; Laberte Humbert, France - Mirecourt, 1924

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Violoncello; Laberte Humbert, France - Mirecourt, 1924
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Violoncello; Laberte Humbert, France - Mirecourt, 1924
ラベルテと言えば昔の量産メーカーのイメージが先行しがちですが、20世紀初期にはGeorges Apparut、Charles Brugere、Joseph Aubry、Camille Poirsonらの手によって、世界屈指のプロダクションチームが結成されておりました。

この作品は、正にその時代に製作された"Highest Class"の逸品で、現代に至る今もディープな低音とベルカントな高音が備わった絶品サウンドをお楽しみ頂けます。
コンディションは世界中どこを探してもでも類をみない素晴らしい状態です。

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その後は、Christianの工房を見せていただきました。
今回はご本人の楽器はないとのことで拝見出来なかったのですが、ビオラを現在製作中とのこと。アマティモデルのそのビオラは製作工程にも非常にこだわりがあり、仕上がりが楽しみな逸品です。

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次はこちらからの要望を細かく伝え、今回以上の選定が可能になりそうです‼︎
次回のChristianの元での買い付けも期待してください。

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次に訪れたのは、Frank Daguin氏の工房です。

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実はこの日は土曜日で、お昼からお店を閉めるところが多く、今回はわざわざ工房を開けていただき、対応いただきました。Merci!!
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迎えてくれたのは、Franck Daguinの娘、Alice Daguinさんです。
非常にチャーミングな彼女は、父親の伝統的かつ、オリジナルクオリティを継承し、素晴らしい弓を製作されています。
今回は非常に運が良く、選定に十分な弓を揃えていただきました。
お父さんの弓と合わせて早速選定です!
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Franck Daguin氏は18歳よりJ.Schmittの元で弓製作を学び、その後、Daniel Scafflと働いた後に、自身の工房をリヨンに開いています。
数多くの一流プレイヤーのオールド弓の修復、修理など経て、現代の世界最高の弓製作家の1人として認められております。 

  • 1991年  Mention Speciale Paris
  • 1992年  Grand Prix des Metiers d Art Lyon
  • 2004年 Mention Speciale Paris

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入念に選定しながら、フェルナンブーコの材質チェックも欠かさず、見極めていきます。
非常に力強く、しなやかなこの弓は流石巨匠と言ったハイクオリティです。フェルナンブーコ材も極上で、思わず興奮を抑えられない逸品に出会えることができました!

Franck Daguin, France - Lyon, 2018

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Franck Daguin, France - Lyon, 2018
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Franck Daguin, France - Lyon, 2018

また、Aliceの弓も選定して1本購入することができています!

Alice Daguin, France - Lyon, 2018

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Alice Daguin, France - Lyon, 2018
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Alice Daguin, France - Lyon, 2018
その後は、工房を見せていただき、非公開の諸々を伺い、貴重な資料も見せていただきました。
リヨンの名弓、皆さん是非一度お試していただければと思います!
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お昼はとっくに過ぎており、夕方になっている事を忘れて買い付けに没頭していた我々ですが、ここで一息。

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次のアトリエの目的を確認し、いざLaurent Vallee Luthierへ。
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目的はお手頃な価格のモダンフレンチバイオリンです。
しかし、今回は残念な事に希望するバイオリンを買い付けることができず、次の目的地Alexander Snitkovski Luthierのもとへ。

Alexander Snitkovski Luthier

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お洒落なオブジェと、店内の高級感が物語るように、こちらは上質なモダン、オールドフレンチの専門店です。

出迎えていただいた方は、Demitri Hoffman。
Kalaidos Musikhochschuleに所属していた、プロフェショナルバイオリニストです。
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こちらの要望を伝え、用意される楽器の音色は、どれをとっても上質な音色であり、素晴らしいの一言です。
流石プロ奏者の選ぶバイオリンです。
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その中でもいくつか候補に上がり、かなり試行錯誤しながら検品。
非常に日本に持ち帰りたいバイオリンが多数ありましたが、寸法、コンディション全てを確認し、今回は買い付けを断念。
しかし、またLyonの訪問時にお会いするお約束をして、良いリレーションシップを築くことが出来ました。
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3日目もあっという間の1日であり、初のリヨンを無事終えることができました。Merci!!
さぁ、4日目はイタリアです!イタリアでも多数の製作家とお会い出来る予定ですので、ご期待ください!

今回買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木が買い付けを行った楽器は、5月〜7月各地(大阪・横浜みなとみらい・名古屋みなとアクルス・イオンレイクタウン・仙台泉・広島・南船橋・札幌クラシック)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

www.shimamura.co.jp

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今回のレポートと同時進行で買付模様だけでなく、楽器に関する様々な情報をお伝えしていきたいと思いますので、是非フォローをよろしくお願い致します!
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2019年 春 楽器買付レポートまとめ




2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part4

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皆さま、Bonjorno‼︎
グランフロント大阪店店長の古西です。
4日目はイタリアです!フランスの買い付けの日々を整理しながら、フランスに別れを告げるべくシャルル・ド・ゴール空港へ。
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この日の目的地はイタリア・パドヴァ!
シャルル・ド・ゴール空港から待ち時間を含め10時間の移動です!
まずはイタリア・マルペンサ空港へ。
そこから電車に乗ってミラノ中央駅へと向かいます。そして、いざパドヴァへ!
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パドヴァは、ヨーロッパ最古の大学のひとつであるパドヴァ大学や世界遺産の植物園がある街です。
現在旧市街に残る建物の多くは、この全盛期に建てられたものが主になります。
サンタントニオ聖堂やスクロヴェーニ礼拝堂など中世を感じることができる建物が多数あり、一度はゆっくり感じてみたいものですね!

まず1件目は巨匠・パトリック・ショー氏の工房へ

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早朝フランスから移動のため、夜7時の訪問となりました・・・。
パトリック氏はクレモナのバイオリン製作学校を卒業後、巨匠モラッシー氏の元で研鑽を積みその後、Cremonaに自身の工房を設け独立。
1991年よりRomeへ工房を移し、1998年からはPadovaへ移し、おもにプロフェッショナル・プレーヤー向けの楽器製作を行っています。
2004年ドイツ:フライブルグで開催された「ヤコブ・スタイナー楽器製作コンペティション」バイオリン部門において金賞を受賞。
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同氏の作品は、イタリア・フランス・ドイツ・オーストリア・カナダなどで人気を博し、ベルリン・フィルハーモニー・オーケストラ、カメラータ・ザルツブルグ、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管楽団、パドヴァ・ヴェネト管楽団、ミラノスカラ座フィルハーモニー管楽団、RAI国立交響楽団、ローマ・イタリア放送交響楽団などの有名オーケストラのメンバーが愛用しております。
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パトリック氏は自身のWEBSITEを作らず、さらに宣伝やプロモーション、広告活動など一切行っていないことから、この名匠の存在はプロフェショナル・プレーヤーの間で噂となり、知る人ぞ知る巨匠として、名器が生み出されています。
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今回の訪問は、お客様よりご依頼頂いているヴァイオリン1挺の選定がメインでした。
そのほか、バイオリン含めヴィオラ、チェロなどパトリックの名器を試奏させて頂きます。
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今回、オーダー頂いたお客様の為に選定させて頂いた楽器はこちらです!

Patrick Seaux, Italy - Padova, 2005 Model; Antoniazzi × Antonio Stradivar

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Patrick Seaux, Italy - Padova, 2005 Model; Antoniazzi × Antonio Stradivari
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Patrick Seaux, Italy - Padova, 2005 Model; Antoniazzi × Antonio Stradivari
隠れた巨匠:パトリック・ショー氏の2005年作品。熟成された木材から溢れ出すフルボディの音色は、ヴェネト州のヴィンテージ赤ワインのよう。
音色に様々なアロマが複雑に溶け合う作品です。
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買付予算の都合上(笑)、展示会用の商材として選定することはできなかったのですが、もしPatrick Seaux氏の作品について気になる方がいらっしゃいましたら、是非!お気軽にお問い合わせくださいませ。

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パトリックは約3年入退院を繰り返しておりましたが、見事に復活しました!

ジョバンニ・ラッザーロ氏

次に向かったのは、オーダーしていたバイオリンが仕上がったとのことで、確認のためジョバンニ・ラッザーロ氏のもとへ。
この時点で既に夜9時でした。遅くまでまってて下さったラッザーロ氏に感謝です。
さて、ラッザーロ氏のアトリエにはたくさんの絵が飾られていて、そのうちの1枚には演奏家など、訪れた記念にこの絵にサインを残しており、ちゃっかり私も記載してきました。
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ラッザーロ氏はRiccardo Bergonzi氏、Giancarlo Guicciardi氏の元で製作技術を高め、その後、主にニューヨークの優秀な修復家の元でレストレーションの技術を習得。
ラッザーロ氏の製作する楽器は、プロフェショナル・プレーヤーの元、イタリアの主要なコンサートホール、クァルテット、アンサンブルやオーケストラなどで使用されております。
是非過去のラッザーロ氏訪問のブログもご覧いただければと思います。


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今回確認させていただいたバイオリンは、想像以上のパーフェクトな仕上がりでした。皆さまご期待ください!
では、ご紹介します。

Giovanni Lazzaro, Padova-Italy 2018, Stradivarius model 1705

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Giovanni Lazzaro, Padova-Italy 2018, Stradivarius model 1705
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Giovanni Lazzaro, Padova-Italy 2018, Stradivarius model 1705
年2,3挺しか作らないラッザーロ氏の傑作、Antinio Stradivari 1705年モデル。
この楽器は新イタリア合奏団のコンサートマスターGlauco Bertagnin(グラウコ・ベルタニン)氏にも製作しており、弊社でも図々しく同じモデルをオーダーさせて頂いた次第です。
精巧なクラフトワーク、曇りのない輝かしいニス、もはやヴェネツィアン・スクールを代表する芸術作品。是非、ヴィヴァルディやJ.S.バッハなどを奏でて頂きたいヴァイオリンです。
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夕食はからすみのボンゴレスパゲッティを頂きました!
次回はクレモナ編です!
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それでは、今日はこの辺で。Ciao!

今回買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木が買い付けを行った楽器は、5月〜7月各地(大阪・横浜みなとみらい・名古屋みなとアクルス・イオンレイクタウン・仙台泉・広島・南船橋・札幌クラシック)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

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2019年 春 楽器買付レポートまとめ




2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part5

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皆さま、Bonjorno!!
グランフロント大阪店店長の古西です。
本日よりクレモナ入りするシマムラストリングス秋葉原店店長の糸山と私は、クレモナ入りの前に是非お会いしたい方がいるため、先にブレシア入りを敢行。
ブレシアは、イタリア共和国ロンバルディア州にある都市で、その周辺地域を含む人口は約20万人。ロンバルディア州では2番目に人口の多い都市であります。
サッカーでも有名なブレシアは、かの有名なロベルト・バッジョ氏も現役最後に所属していたチームでもあります。

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サッカーの話題はさておき、今回のブレシアでの目的は、Fillippo Fasser(フィリッポ、・ファッサー)氏の工房を訪れるためです!
ブレシアのfantasista、ファッサー氏の作品は数々のプロフェショナルプレイヤーに愛用されており、今ではオーダーして4年待ちという状況です。

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ファッサー氏は、Gasparo da Salò,(ガスパロ・ダ・サロ)やGiovanni Paolo Maggini(ジョヴァンニ・パオロ・マッジーニ)といったブレシア派と呼ばれる楽器製作に陶酔している、数少ない製作家です。
中でも、彼の製作するヴィオラには世界一流のプレーヤー達が魅了されており、クラシック音楽界の第1線で活躍する多くの音楽家達によって愛用されております。

工房ではファッサー氏の楽器を愛用するプロフェッショナル・プレイヤーの写真がずらり。
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2008年VSA(バイオリン・ソサエティ・オブ・アメリカ)コンペティション ヴィオラ部門においてシルバーメダルを受賞。

主な使用アーティスト: Yuri Bashmet, Luca Ranieri, Moshe Friedman, Danilo Rossiほか多数。
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今回は挨拶とオーダーしているチェロの状況を伺う程度でしたが、工房に入ると気になるチェロが。
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チェリスト、Antonio Meneses氏が愛用している、2012年製のファッサー氏のチェロです。
このジョバンニ・パオロ・マッジー二モデルは、なんと現在とあるチェリストの意向により委託販売中との事です。
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何とも言えない異彩を放ったチェロであり、品格が備わり、非常に惹きつけられる風貌です。では早速選定開始です。
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正直一言、、、、驚愕です。
活字にするのが難しいほど、なかなか出会うことのできない特別なサウンド。
価格も勿論高額ではありますが、新作のチェロとしては世界最高峰の素晴らしいチェロです。
やはり素晴らしい楽器に出会うとなかなか手放せません。長い時間ファッサー氏のプライベートホールで堪能させていただきました。

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モデルであるジョバンニ・パオロ・マッジー二はストラディバリウスやガルネリに大きな影響を与えた、楽器製作の歴史において重要な人物です。

ダブルパーフリングが魅力的ですね。
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今回は長い時間吟味した結果、このコンテンポラリー最高峰のチェロを、日本の皆さまへご紹介することにしました。

Filippo Fasser, Italy - Brescia, 2012, Violoncello Model ; Giovanni Paolo Maggini
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上質なチェロをお探しの方、ご興味のある方は是非お問い合わせください。

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ファッサー氏については、過去の訪問時のブログもご覧ください。

ブレシアをあとにし、向かったのは楽器の聖地クレモナ。
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到着後、久々のクレモナの空気を感じながら、街並みを横目に、チェックインを済ませた我々は、ヴァイオリニスト:坂本瑠美さんと合流をしアトリエへ。
onedayonemusic11.wixsite.com

イタリアでのコンサート&マスタークラスの為、ボローニャを訪れておられるそうで本日はご一緒に工房を訪問です!
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まず1件目はValerio Ferron(ヴァレリオ・フェロン)氏です。
フェロン氏は、クレモナのバイオリン製作学校を卒業後、いくつかの名工のもとで学び自らのスタイルを完成させ、弱冠24歳でイタリア国内のコンクールで3冠を獲得し成功を手にしています。
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  • 2010年 Pisogne楽器製作コンクール バイオリン部門 第1位および音響特別賞受賞
  • 2011年 Pisogne楽器製作コンクール ヴィオラ部門 第1位
  • 2011年 Pisogne楽器製作コンクール チェロ部門 第1位

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フェロン氏のバイオリンは、アジアでは当社がはじめて仕入れを行い話題となりました。
今回は以前よりオーダーしておりました、ガルネリ・デル・ジェス1740年製作"Ysaye"(イザイ)モデルを選定に訪れました。

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ガルネリ・デル・ジェス1740年製作"Ysaye"(イザイ)は、1896年よりベルギーのヴィルトーゾEugene Ysaye(ウジェーヌ・イザイ 1858年生-1931年没)によって演奏されておりました名品です。
イザイはこの名器の中に小さなラベルを貼り、"Ce DEL Jesus fut le fidele compagnone de ma vie"(このデル・ジェスは私の生涯の良き伴侶であった。)とフランス語で書き残しています。
その後も、数々の名人によって使用され、-1998年-2001年 Isaac Stern(アイザック・スターン 1920年生-2001年没)-2003年-2009年 Pinchas Zukerman(ピンカス・ズーカーマン)-2010年-Sergey Khachatryan(セルゲイ・ハチャトゥリアン)・・・と、錚々たる面々によって演奏されている名器です。

なんと、今回は我々が入手したこの作品を、チューリッヒ歌劇場のコンサートマスターの方に演奏して頂いた動画が公開されております!是非、ご覧ください。

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じっくり選定をさせていただき、演奏者にとって重要な、より音つくりの可能性を広げてくれる1本を選定することができました。

Valerio Ferron, Italy - Cremona, 2019, Model; Guarneri del Gesu 1740 "Ysaye"

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表板
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美しい1枚板の裏板です!

過去に訪問した際のブログも是非ご覧下さい。

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選定後は奥様のアレクサンドラさんとも一緒に皆で食事に。相変わらず結構なボリュームです!
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次にに訪れたのはアンドレア・シュッツ氏のアトリエです。
シュッツ氏とはかれこれ15年近いお付き合いとなります。
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アトリエに入ると、私たちの目的をすでに熟知いただいており、多数楽器を揃えていただいておりました。
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今回はマエストロのもとで研磨を積む方々の、バイオリン、チェロをじっくり選定させていただきました。
なかなか仕入れることが難しいチェロですが、いつもながら確かな技術と、クオリティーを提供してくれます。
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重厚な低音から落ち着いた高音域まで、非常にクオリティーの高いチェロを仕入れることができました。それではご紹介です。

Andrea Solzi、Italy - Cremona, 2019 Violoncello

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Andrea Solzi チェロの表板
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Andrea Solzi チェロの裏板
続いてバイオリンの選定です。毎回Diego Plaza氏のバイオリンは人気でありすぐにSold Outですが、今回も期待を膨らませ選定です。私が隣でコンクール受賞作品である、コントラバスに惚れ込んでいる間、隣で糸山が「このバイオリン凄い!」と一言!
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Diego Plaza氏は毎回素晴らしバイオリンを仕入れることができていますが、今回のバイオリンは更にクオリティーが増しています!
抜群の音量感と伸びやかな中高音域。どれをとっても満足の逸品です。

Diego Plaza, Italy - Cremona, 2019

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Diego Plaza, Italy - Cremona, 2019 ヴァイオリンの表板
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Diego Plaza, Italy - Cremona, 2019 ヴァイオリンの裏板
更に3名の素晴らしい製作家のバイオリンも仕入れることができました!!
ご紹介致します!

Andrea Solzi, Italy - Cremona, 2019

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Andrea Solzi, Italy - Cremona, 2019 ヴァイオリンの表板
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Andrea Solzi, Italy - Cremona, 2019 ヴァイオリンの裏板

Lorenzo Locatelli, Italy - Cremona, 2019

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Lorenzo Locattelli, Italy - Cremona, 2019 ヴァイオリンの表板
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Lorenzo Locattelli, Italy - Cremona, 2019 ヴァイオリンの裏板

Luca Maria Parlato, Italy - Cremona, 2019

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Luca Maria Parlato, Italy - Cremona, 2019 ヴァイオリンの表板
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Luca Maria Parlato, Italy - Cremona, 2019 ヴァイオリンの裏板

ここまで1本1本検品も含めて細かく確認しながら、長時間選定させていただき満足のいく仕入れができた我々は、少し休憩をとりながら最終チェックを行い一息。

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シュッツ氏の若かりし頃の写真を眺めながら周囲を見渡すと、マエストロがおもむろにチェロを我々の前に持ってきてくださり、いきなりクイズの出題です!
シュッツ氏:「さて、このチェロは何でしょう??」
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糸山&古西:「・・・・・・・・・・??」
一先ずオーラをまとっていることは確認できましたが、、、、さてどういったチェロなのか。見た目は非常に奥ゆかしく、保存状態も非常に良い逸品です。いろんな製作家を口にしてみましたが、、、、あたりません。マエストロそろそろ教えてください~!
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シュッツ氏:「 Vuillaume 」
なんと!!!あのヴィヨームですか!?私はイタリアの新バイオリン博物館Museno del Violinoでしたかお目にかかったことがありません。どんな音がするのか。糸山と私は興味津々です。
マエストロが我々を察していただいたのかタイミングよく弾いてみる?とのことで、早速試奏させていただきました。
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Super Deep Sound !!!

流石の音色に感心しきりの糸山と私はヴィヨームの音色に引き込まれていきます。
やはり気になるのは、、、、一応どのぐらいのお値段か伺ってみますと、マエストロから納得のお値段の返答が(汗)
仕入れることはできませんが、ご興味のある方是非お問い合わせくださいませ。
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クレモナでの濃密な時間が終了し、すっかり日も暮れ、夕食をとりながら明日への英気を養います!今回は糸山も私もパスタずくしです。
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それでは次回はクレモナ最終日です!
Ciao!!

今回買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木が買い付けを行った楽器は、5月〜7月各地(大阪・横浜みなとみらい・名古屋みなとアクルス・イオンレイクタウン・仙台泉・広島・南船橋・札幌クラシック)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

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今回のレポートと同時進行で買付模様だけでなく、楽器に関する様々な情報をお伝えしていきたいと思いますので、是非フォローをよろしくお願い致します!
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2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part6

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皆さま、Bonjorno!!
グランフロント大阪店店長の古西です。

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クレモナ大聖堂
本日はクレモナ最終日です。シマムラストリングス秋葉原店店長の糸山と私は、クレモナの清々しい朝日を浴びながら、早々と朝食を済ませ、Gianluca Montenegro((ジャン・ルカ・モンテネグロ)氏とお会いしました。
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ジャンルカ・モンテネグロ

現代フィレンツェ派の中でも最も才能のあるメーカー:モンテネグロ氏は、新作らしからぬ音色・外観を作り上げる名工です。
1978年 イタリアはラツィオ州ローマの白ワインの名産地:マリーノ生まれ。グッビオのヴァイオリン製作学校にて、名工Guerriero Spataffi(グエリエロ・スパタフィ)に指導を受ける。
卒業後、ナポリの工房で働いた後にフィレンツェへ移住。2005年より、フィレンツェを代表する楽器製作と修理の名店で勤務し、10年以上に渡りオールド楽器の修復と新作楽器の製作とに従事。その後独立されています。

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私は3年前初めてフィレンツェでモンテネグロ氏を訪れて以来です。
非常に当時のフィレンツェの思い出が懐かしく、その時のモンテネグロ氏の楽器のインパクトが凄まじく、強烈な印象でした。今でも鮮明に覚えています。

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それ以来、買付チームは毎年お会いして仕入れさせていただきますが、すぐにSOLD OUTになる人気製作家であり、今回も大いに期待を膨らませ、選定開始です。

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バイオリン2本
まず見た目は、イミテーションモデルとして最上級のクオリティーで仕上がっています。これだけでも、モンテネグロ氏の技術の高さを確認できます。
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ジャンルカ・モンテネグロを選定中
ただ一番衝撃的なのはやはり音色です。選定にお持ちいただいたバイオリンはこれまでのモンテネグロ氏のバイオリンの印象を覆すほど、SUPER!!な仕上がりです!
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ジャンルカ・モンテネグロ選定中
どのポジショニングでも確かな発音と、豊かな音量感、繊細な音作りから、伸びやかな中高音域、どれをとても一度手にすれば良さを十分に感じていただけれる逸品に仕上がっています。
今回はこちらのモデルを仕入れさせていただくことにしました!
ではご紹介します。

Gianluca Montenegro, Italy - Firenze, 2019, Model; Guarneri del Gesu 1734 "Prince Doria"

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Gianluca Montenegro, Italy - Firenze, 2019, Model; Guarneri del Gesu 1734 "Prince Doria" 表板
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Gianluca Montenegro, Italy - Firenze, 2019, Model; Guarneri del Gesu 1734 "Prince Doria" 裏板
本作は、Guarneri del Gesu 1734年の名器”Prince Doria”をモデルにしています。
この名器をモデルに、モンテネグロ氏の手で精巧に作られたこのバイオリンに出会うことができたことは、非常にうれしい限りです。

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ジャンルカ・モンテネグロと筆者
モンテネグロ氏を見送り、我々は更に他の製作家の方と出会い選定を行うため、クレモナの中心街を巡りながら一息入れ、次はクレモナの街の外へ。
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次に訪れたのはJens.G.Johannson(イエンス.G.ヨハンソン)氏のアトリエです。
イェンス・G・ヨハンソン氏は、イタリア・クレモナのヴァイオリン製作者の間でも評判の「製作家が認める製作家」です。
イタリアで独立する前には、日本の有名楽器店でも働いておりました。
その後、ドイツの老舗楽器工房で勤務したのち、クレモナで自身の工房を構えています。彼の元には、複数の「ヴァイオリンメーカー」からの困難なオールド楽器修復依頼が舞い込み、日夜作業にあてっている日々。
そんな経験豊富なレストアとしてのキャリアから導き出される作品は、どれも玄人をうならせるものばかりです。

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今回は5月10日(金)~12日(日)のグランフロント大阪店の楽器フェスタに合わせて、ヨハンソン氏に来日いただき、2019年製作のバイオリンとチェロの先行展示、11日には「StradivariusとGuarneriの違い」の題目でセミナーを開催しますのでその打ち合わせを兼ねて、オーダーしていましたバイオリンの確認に訪れました。

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トップレベルのクオリティをコントロールする為、とてもゆっくり、丁寧に製作するヨハンソン氏。「まだ仕上がってないかもね~」なんて言いながら、まぁ途中経過だけでも確認できたらな・・・というぐらいの気持ちで訪れましたが、なんと!!マエストロから「もうできてるよ~」とのこと。糸山も私もほんとですか?!と前のめりになりながら、早速見せていただきました。

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ヨハンソン氏は、2016年10月にイタリア・ローマで開催されましたサンタ・チェチーリア国際ヴァイオリンコンペティション(Santa Cecilia International Violin Competiton)におきまして、アンティーク・ヴァイオリン製作部門で「第1位」を見事受賞し、一躍「時の人」なっております!

何度も訪れてはヨハンソン氏のバイオリンを何本も確認し、熟知してきた糸山も、この完璧な仕上がりに、試奏も更にのってきます♪
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精巧に作られたこのバイオリンは、アンティークバイオリンとして完璧なるコピーバイオリンと言えるでしょう。長時間眺めていても飽きないほど素晴らしいイミテーションです。

Jens Gosta Johansson, Italy - Cremona, 2019, Model; Antonio Stradivarius 1714 "Il Cremonese"

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Jens Gosta Johansson, Italy - Cremona, 2019, Model; Antonio Stradivarius 1714 "Il Cremonese" 表板
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Jens Gosta Johansson, Italy - Cremona, 2019, Model; Antonio Stradivarius 1714 "Il Cremonese"
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Jens Gosta Johansson, Italy - Cremona, 2019, Model; Antonio Stradivarius 1714 "Il Cremonese" スクロール(横)
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Jens Gosta Johansson, Italy - Cremona, 2019, Model; Antonio Stradivarius 1714 "Il Cremonese"(正面)
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Jens Gosta Johansson, Italy - Cremona, 2019, Model; Antonio Stradivarius 1714 "Il Cremonese" F字孔拡大の図
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Jens Gosta Johansson, Italy - Cremona, 2019, Model; Antonio Stradivarius 1714 "Il Cremonese" 横からの眺め
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Jens Gosta Johansson, Italy - Cremona, 2019, Model; Antonio Stradivarius 1714 "Il Cremonese" 裏板&ボタン

また、同時にチェロもオーダーしており、チェロに関しては丁度製作途中とのことで工房を覗かせていただきました!

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製作途中のヨハンソン氏のチェロ。始めは崩すのが勿体無いぐらいの綺麗なフルバーニッシュで作られるが、ここから壮絶なるアンティーキングへと導かれる・・・。
早く完成したマエストロのチェロを弾いてみたいものですね♪
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チェロのスクロール部分。こちらも始めは綺麗なニス仕上げです。
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ヨハンソン氏製作中のチェロ裏板
全貌は楽器フェスタでお披露目です!お楽しみにしていてください♪
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伊藤さん、ヨハンソン氏、糸山
また、ヨハンソン氏のアトリエでは、伊藤亮介さんという日本人の方がマエストロのもとで、アシスタントを務められておられ、非常に素晴らしい楽器を製作されておられました!
クレモナの製作学校を卒業されてから、長年イタリアで技術を磨かれておられます。色々とお話を伺っているとなんと、グランフロント大阪店の楽器技術者:吉村あずさと同期と知り、更にお話が盛り上がりました。
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伊藤氏、ヨハンソン氏、筆者
日本に届くのが楽しみですね!皆さん是非楽器フェスタにご来場くださいませ。

次に訪れたのは、Aressandro Camilletti(アレサンドロ・カミレッティ)氏のアトリエです。私はカミレッティ氏とお会いするのは3年ぶりです!

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カミレッティ氏と再会。
1979年イタリア:マルケ州、アドリア海沿岸に位置するアンコーナ近くの村、Castelfidardo出身。
幼いころから音楽に接していたことがきっかけで、楽器製作の道を志す。2006年クレモナ・ヴァイオリン製作学校を卒業。その後、いくつかの複数のマエストロのもとで研鑽を積み、伝統的なクレモナーゼ様式を踏襲したスタイルを確立しています。

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カミレッティ氏とオーダーするヴァイオリンのモデルを選定中
カミレッティ氏のバイオリンの特徴は、なんといってもクリアで非常に伸びやかな透明感のある音色ではないでしょうか。
この方の音色はこれまで多くの楽器奏者を虜にしてしまう魅力的なバイオリンを製作されます。
これまで何度も仕入れをさせていただいておりますが、今回は初めて、アンティークバイオリンをオーダーさせていただきたく、訪問させていただきました。まずはどのモデルを元に製作を依頼するか入念に打ち合わせです。

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カミレッティ氏の木材のストック。自宅にはもっとあるらしい。

モデルも決まったところで、カミレッティ氏から
「木材選びます?(語尾が⤴感じで関西風に)」

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木材を選定を行いました。
なんと!?実は先ほどから気になっていた上質そうな木材の数々でしたが、選定させていただけるとは、なんと素晴らしいご提案をされるカミレッティ氏でしょうか。
ワクワクしながら1つ1つ木材の説明を受けさせていただき、選定いたしました!!
ありがとうございますマエストロ!
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カミレッティ氏と共に。
仕上がりがとても楽しみですね!!カミレッティ氏のアンティークバイオリンを早く見てみたいものです。
皆さま期待してください!詳細は次回の買い付け時にご紹介させていただきます。

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カミレッティ氏のアトリエを離れ、新バイオリン博物館 Museo del Violino前のオブジェを眺めながら、今回の買い付け最後に訪れるのはマエストロ、マウリツィオ・タディオリ氏のアトリエです。

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糸山、タディオリ氏、ヴァイオリニスト:坂本瑠美さん
実は前日もタディオリ氏のアトリエを坂本さんとご一緒に訪問しており、最終チェックを行うため今回2度目の訪問です。
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おなじみのタディオリ氏ですが改めてご紹介です。
イタリアを代表するアンティーク楽器製作のエキスパートであるMaurizio Tadioli氏。
彼の作品は、イタリアの名手:Matteo Fedeli(マッテオ・フェデリ)氏、そして、カナダ出身の世界的バイオリニスト:Yi-Jia Susanne Hou(イージャ・スザンヌ・ホウ)氏などをはじめ、世界各地の数多くのソリストから依頼を受け楽器を提供しております。

プロフィール
1967年 クレモナ生まれ。学生時代は優れたオルガニストでもあった。祖父Carlo Pizzamiglioの影響で楽器製作のキャリアをスタートさせる。
1984年 バーニャカヴァーロ・コンペティション1位(Violin)
1990年 同コンペティション2位(Violin)
1992年 同コンペティション3位(Violin)・2位、 ほかアメリカなどでも受賞歴多数。
アンティーク風楽器製作のエキスパート。彼の楽器入手は世界的に入手困難。
現在は製作の傍ら、Pisogne国際バイオリン製作コンクールの審査員、ピラストロ社の商品開発のアドヴァイザーを務めるなど、多忙を極める。
ストラディヴァリウス所有のマテオ・フェデッリ氏、ガルネリ・デル・ジェス使用のスーザン・ホウ氏ら、オールド銘器所有のプロプレイヤーが使用楽器のレプリカ製作の依頼することも多い。
アンティーク風新作楽器製作における、今やクレモナの最先端シーンを先導する名工。
Maurizio Tadioli使用演奏家: Matteo Fedeli (マテオ・フェデッリ), Yi-Jia Susanne Hou (イージャ・スザンヌ・ホウ), Jenny Scheinman, Harry Skura ... ほか。

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今回は写真の4本を含め、5本のバイオリンがアトリエに並んでおりました。圧巻です!!
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私はタディオリ氏のバイオリンがこれだけの本数眺められる経験は初でしたので感無量です!ちゃっかり記念撮影を行いました。
今回は、後のフランクフルトでの展示会に出品予定とのことでその準備の為、バイオリンもこれだけ本数があるとのことでした。
タディオリ氏のバイオリンは世界各国のユーザーからオーダーが入っているため、なかなか入手困難を極めます。
因みに日本では、島村楽器のみ仕入れを行うことができます。
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Maurizio Tadiolo, Italy - Cremona, 2019, Model; Guaneri del Gesu 1743 "Il Cannone"
以前よりオーダーしておりましたGuarneri del Gesu(グァルネリ・フェル・ジェス)が1743年に残した名器 "Il Cannone"(イル カノーネ)を今回はじっくり選定してきております。
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Maurizio Tadiolo, Italy - Cremona, 2019, Model; Guaneri del Gesu 1743 "Il Cannone" 糸巻ズーム

Guarneri del Gesuの"Il Cannone"は「悪魔に魂を売った代償に凄まじいテクニックを手に入れた」と言われるほど、伝説的な超絶技巧のヴァイオリニスト:Niccolò Paganini(ニコロ・パガニーニ 1782年生-1840年没)。そのパガニーニが、1802年から「生涯のパートナー」としてこ愛用した言わずと知れた歴史的名器です。
現在はジェノヴァの「宝」として、パガニーニ国際コンクールの優勝者のみが一時的に演奏可能なこの歴史的名器を、タディオリ氏によるハンドメイドで再現しております。
トップアーティストが好んで楽器提供を依頼されるほどのバイオリンであり、素晴らしい仕上がりです!私はタディオリ氏のGuarneri del Gesuのモデルの中でも"Il Cannone"が一番好きであり、今回仕入れることができ嬉しい限りです。
尚、"Il Cannone"モデルは、スーザン・ホウ氏に演奏頂いた動画も公開中であります!
www.youtube.com

"Il Cannone"を含め他の4本も一緒に選定させていただきました。どれをとっても最高の楽器です。
しかし、その中で1本気になる楽器が。"Il Cannone"のダイナミックかつオールドバイオリンを彷彿とさせる音の仕上がりとはまた少し違ったニュアンスで、奥ゆかしく非常に味わい深い芳醇な音色のする楽器が!
弾けば弾くほど、虜になりどうしても気になり、伺ってみるとGuarneri del Gesu 1735 “EX.Plowden”。ガルネリの代表作の1つです。
あまりにも素晴らしい楽器のため、この楽器について尋ねていると、後のフランクフルトでの展示会に出品する大作の1本とのことで仕入れるのは難しい状況でありました。
しかし、そこは百戦錬磨の糸山です。ダディオリ氏との交渉の末、なんとこの素晴らしい逸品も仕入れることができました!流石!!
それでは、最後にご紹介の2本はタディオリ氏と一緒に!

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左:2019年作"Il Cannone"、右:2019年作"Ex.Plowden"
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左:2019年作"Il Cannone"、右:2019年作"Ex.Plowden"
いつもながら素晴らしい楽器に巡り合わせていただけるタディオリ氏に感謝です!極上の楽器をありがとうございます!

最終日も素晴らしい製作家のもと、極上の逸品に出会うことができ、ホテルに戻る糸山もいささか足取りが軽やかなように感じます。
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ここまでお送りしてきました2019年春の楽器買い付け紀行はいかがでしたでしょうか?
毎回新たな発見、新たな出会いがあり楽器の世界は奥が深く、だからこそ知りたい欲求が更に掻き立てられ、製作家の素晴らしいインスピレーションに幾度となく驚かされます。
ご紹介させていただきました、楽器は楽器大展示会、楽器フェスタ各拠点にて、展示いたします。是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

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各会場にて皆様のご来店心よりお待ちしております。ブログをお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

今回買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木が買い付けを行った楽器は、5月〜7月各地(大阪・横浜みなとみらい・名古屋みなとアクルス・イオンレイクタウン・仙台泉・広島・南船橋・札幌クラシック)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

www.shimamura.co.jp

シマムラストリングス秋葉原「Facebook」「Twitter」を始めました!!!

今回のレポートと同時進行で買付模様だけでなく、楽器に関する様々な情報をお伝えしていきたいと思いますので、是非フォローをよろしくお願い致します!
www.facebook.com
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キレイな音色で弾きやすく!図解でわかる「ナット交換」

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こんにちは。Web担当のサトウです。
ギターリペア・管楽器リペア・楽器リペアの総合案内サイト『島村楽器のリペア』で配信している記事の中から、おすすめの記事をご紹介します。

ギターリペアのなかでもよくご依頼いただく「ナット交換」について、ギターリペア工房の中野がわかりやすいイラストと共に解説しました。
リペアマンからやったほうがいいと提案することも多いそうです。どんな理由があるんでしょうか?
それでは早速ご覧ください!

こちらの記事は、島村楽器のリペア総合案内サイトの情報の中から、おすすめの記事をそのまま掲載しています。既に開催し終了しているフェア・イベント、販売が終了している商品情報の場合がございますので、ご注意ください。

みなさま、こんにちは
今回ご案内するのはよくご相談を頂く、そして、よくご案内をさせて頂くことも多いあの修理…!
ナット交換についてイラストを絡めつつ解説させて頂こうかと思います。

ナットの素材で音色が変わる?!

既に修理事例として、このブログにも幾度か登場しているナット交換ですが、ご相談を頂く理由は様々です。
ご使用の際に破損してしまった事で交換のご依頼を頂くのはもちろん、カスタマイズとして音色を変える目的で違う素材のナットに交換することもあります。
ナットはを支え、音を決める重要なパーツの一角なので、この素材が変わると音色のカラーも変わるんですよ!
あくまで個人的な感覚に基づくものなので一概には言い切れませんが、樹脂やプラスチック等やわらかめの素材であれば丸い音、金属等の硬い素材であれば硬質で高域が強くなる印象があります。

上の画像は左からブラックタスク、ブラス、オイル漬け牛骨、漂白牛骨、象牙です。この他にもカーボンやチタン素材での製作依頼を頂く事もあります。

こんなときにはナット交換をオススメしています

また、ナット交換は調整のご相談を頂いた際に併せてご案内させて頂くことが多い修理のひとつでもあります。
この場合によく挙げられる交換理由は主に3つ。

その1:の周辺に破損がある

ひとつはの周辺に欠け等の破損が見受けられた場合。特に0フレットと呼ばれる指板側の面に欠けや割れが生じているとオクターブが合わなくなったり、チューニングが狂いやすくなる、といった症状に繋がります。

その2:ナット溝とのゲージ(太さ)が合っていない


つぎにナット溝とのゲージが合っていない場合。
交換を行う際、元々張っていたよりもゲージが大幅に変わると特に目立つのですが、ナット溝に対してが太すぎるとチューニング時、溝の淵にが引っ掛かり切れてしまう原因になったり、逆に細すぎると開放音が抜けてしまったり、という不具合に繋がります。

ゲージに対してナット溝が狭い場合であれば、溝のは簿を広げて対応できることもありますが、
広い場合は溝を削り足す必要が出てくるので、基本的には新しいナットへ交換のご案内をさせて頂く事が多いです。

その3:ナット溝が摩耗して低くなっている

そして、長年愛用されている楽器に特に多いのがナット溝の磨耗による交換のご案内です。
ナット溝は常にと接する状態にあるため、その接点は常に摩擦の影響を受けています。
稀に例外もありますが、殆どの楽器の場合、ナットはよりも軟らかい素材で作られています。この為、がチューニングや演奏で動く度、ナットの溝は少しずつ削れていってしまうのです。

ナット溝が低くなると、ナット側の高が下がります。すると徐々にがフレットに近づき、開放状態でを弾いた際、がフレットに接触しビビりが発生します。
極端にナット溝が低い場合には、が常に1フレットと接する状態となり、1フレット押音と開放音が変わらなくなります。
逆にナット溝が高すぎると、ローポジョン側のとフレットの距離が広がるため、押するのに余分な力が必要となりストレスを感じたり、を押さえる指に上手く力が入らずビビリが出てしまったりします。
溝が高すぎる分には削ることで改善できることも多いですが、低く削れてしまったものを戻す事は出来ないので、調整を含めたナット交換のご案内をしています。

まとめ

私たち技術者は押のしやすさと出音のバランスを取りながら、楽器の状態、プレイヤーの奏法に合わせたナット溝の微調整を行っています。
もちろん、ご要望頂いた数値に合わせてセッティングすることも可能ですので、ちょっと演奏しづらいな、開放音にビビリが混ざりやすい気がするな、等
少しでも気になる所があったらお気軽にご相談ください!

図解でわかる!~ナット交換編~ - ギターリペアブログ - 島村楽器のリペア

この記事を書いた人


リペア総合案内サイト『島村楽器のリペア』について

ギターリペア、管楽器リペア、楽器リペアの情報をまとめてお届けするサイトです。

リペアスタッフ常駐店舗のご案内や、楽器ごとの修理料金表をご覧いただけるほか、
メールによるご来店前の事前お見積りも承っています。

また、修理事例などをご紹介するリペアスタッフブログも日々更新中!
ぜひチェックしてみてくださいね。

八王子店 【待望の消音ピアノシステムが我が家にやってきた!!~消音ピアノ納品レポート~】

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こんにちは。Webサイト担当のサクラザワです。
全国の島村楽器 各店舗が配信している、店舗情報・イベントブログの記事の中から、おすすめの記事をご紹介するこのコーナー

今回の記事は、東京の八王子店 ピアノインストラクターのノダが紹介した、グランドピアノに取り付けることができる消音ピアノシステムの取り付けレポートです。

日本の住宅環境とは切っても切れない騒音問題。
でも、お仕事の都合などで「夜にしかピアノを弾く時間が作れない」という方はとても多いですよね。
電子ピアノも選択肢の一つですが、アコースティックピアノで練習したいという方は特にこの騒音問題でお悩みなのではないでしょうか?

そんなあなたに役立てるかもしれないコルグの「KHP-5000」。
取り付けの様子からどのような仕組みになっているかまでお送りします。

こちらの記事は、島村楽器店舗ページで掲載している情報の中から、おすすめの記事をそのまま掲載しています。
既に開催し終了しているフェア・イベント、販売が終了している商品情報の場合がございますので、ご注意ください。

消音ピアノシステム納品レポート

こんにちは。ピアノインストラクター野田です。
この度、自宅の私物グランドピアノに消音ピアノシステムを取り付けました!
どのような作業をするのかなかなか見る機会が無いと思いますので、レポートいたします!
消音ユニットをご検討中の方はもちろん、ピアノが好きだよという方もぜひぜひご覧ください!

KORG KHP-5000

今回ピアノに取り付けたシステムは、コルグの「KHP-5000」。
商品を購入し、取り付け作業工賃を店頭で支払った上での訪問作業となります。

消音システムを導入したワケ

私、つい最近引っ越しをしました。グランドピアノを所持していると、グランドピアノ搬入可・演奏可物件を探すのは実は結構苦労するものです…。
やっとの思いで見つけた賃貸物件でしたが、演奏できる時間は19時まで。
それでは仕事で帰りが遅い私にとってはピアノの練習がちっともできない!!となり、夜中でも練習できるように消音システムを取り付けることに踏み切りました!

取り付け作業開始!

今回取り付け作業をしてくださった方は、島村楽器の調律師でコルグの認定技術者でもある方。
ベテラン感が漂っており、安心してお任せすることができました!

ピアノの状態チェック!

ピアノの状態チェック!
賃貸物件なのですがこの部屋には楽器演奏のために「調音パネル®(YAMAHA)」が設置されています。おかげさまで自宅でスタジオのような心地よい響きで演奏できています。
学生時代にかなり弾きこんだピアノですが、調律師さん曰く状態は良いとのことで…ホッと一安心です。
ピアノの状態だけでなく、部屋の残響についてもアドバイスしていただきました。

気になる商品箱の中身

横幅1m以上もある大きな箱。持ち帰った際は鍵盤と同じサイズの何かが入っているのかしら?と思っていましたが…
いざ開封。

ワクワクして覗きましたが、素人には全く分からない機械が詰め込まれていました。(笑)

ピアノ内のクリーニング

ピアノ内のクリーニング
掃除機で隅々まで綺麗にしていただきました!電子システムにはホコリが大敵とのこと。ホコリを溜めないように心がけます!

鍵盤を外して、ピアノ内部に配線をしていきます。

鍵盤を外して、ピアノ内部に配線をしていきます。
ピアノの中を覗き込む事なんて貴重!!
ピアノの中を覗き込む事なんて貴重!!

鍵盤の調整作業です。

鍵盤の調整作業です。
鍵盤の並びが均一になるように丁寧に調整していきます。
鍵盤の並びが均一になるように丁寧に調整していきます。
ハンマーの持ち上がり方にも差が出ないように整備していくそうです。
ハンマーの持ち上がり方にも差が出ないように整備していくそうです。
私のピアノのハンマーはもうだいぶ削れておりました…よく言えば頑張った証…?

光センサーの設置です!

光センサーの設置です!
鍵盤を乗せる土台の上にセンサーが敷かれました。これでスイッチを入れると電子音に切り替わるようです。

アップで見てみると物凄い精密機械!!

その間、土台から外された鍵盤たちはバラバラと落ち着きなく並んでいました。(笑)

敷かれたセンサーの上に鍵盤が設置されました!!

消音機構の取り付けです。


ハンマーがに当たると音が鳴ってしまうので、ハンマーを上がりきらなくするためのパーツをとりつけていきます。

持ってみると軽いアルミ製のパーツでした。ハンマーの衝撃を受け止める部分は硬いフェルトのようなものでした。

ペダルスイッチの取り付け

ペダルスイッチの取り付け
ペダルも電子信号に変換できるように配線します。
ハーフペダルまで感知してくれるので安心。

動作確認

動作確認
電源が入り、正常に動くか動作確認をして……
ついに完成!!
アコースティックも電子も楽しめるハイブリットなピアノに生まれ変わりました!!!!

さいごに

消音ピアノユニットを取り付けたことで、夜中でも周りを気にせずに演奏ができるようになりました!
夜中だけに限らず、周りを気にして思いっきり演奏できずに苦労していらっしゃる方も多いのでは?
気になる方はぜひ八王子店ピアノインストラクターまでお問い合わせくださいね。

お問い合わせ

店舗名島村楽器八王子店
電話番号042-656-7321
待望の消音ピアノシステムが我が家にやってきた!!~消音ピアノ納品レポート~ - 島村楽器 八王子店 シマブロ


音の問題でアコースティックピアノでの練習を諦めていた方も、これならいつもより遅い時間でも練習が楽しめそうですね!

今回紹介した消音ピアノシステム、コルグの「KHP-5000」についての詳細はこちら
www.shimamura.co.jp

それではまた!

島村楽器・初のスマホアプリ「ギタトレ」を更に楽しむ有料コンテンツのご紹介

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皆さん、こんにちは。
開発担当フジモトです。

今回は、2018年9月13日(木)のメディア発表会にてデビューしました「ギタトレ」の有料コンテンツのご紹介をしたいと思います。

「ギタトレ」メディア発表会の様子はこちら!
www.barks.jp

ギタトレは、ギター初心者の方からアドリブ入門者の方がゲーム感覚で楽しみながらスキルアップできるコンテンツを多数搭載しています

  • ギターの専門用語がわかるQ&Aと用語辞典メニュー
  • 写真で押さえ方がわかるコード一覧表
  • ゲーム感覚で実践的な練習ができるライブモード
  • 演奏のレベルアップにチャレンジできる検定モード

他にも「アドリブ練習モード」も搭載していますので、アドリブを弾いてみたい方や練習をしたい方にも最適です。

幅広いジャンルの曲で練習したい!そんなあなたにオススメの有料コンテンツ

ギタトレは基本無料のiOS/Android用アプリですが、もっと幅広いジャンルで練習したいという方のために有料コンテンツも用意されています。

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ギタトレの無料・有料コンテンツ一覧

2019年5月31日まで期間限定セール実施中!!
通常840円(税込)のギタトレ有料コンテンツが86%OFFの120円(税込)でお求めいただけます!

今回は有料コンテンツの中から4タイトルをピックアップして、実際に演奏したチャレンジ動画をご紹介いたします。

ライブモード:JP Pop Rock

www.youtube.com

ストロークとカッティング奏法とのコンビネーションです。ローコードのカッティングはコードを押さえる手を緩めるだけでは開放の音が止まらないため、ストローク後に手の平の側面でを押さえる(の上に手を乗せる感じです)ことで開放も止められますので試してみてください。

アドリブ練習モード:Minor Rock

www.youtube.com
ロックの王道ともいえるコード進行で、マイナーキーのアドリブ練習には最適です。多くの楽曲に応用が利きますので、ぜひハイスコアを出せるよう何度もチャレンジしてみてください。コツは、速弾きよりもコードトーンをフレーズに取り入れることです。

検定モード:HR Star(3級)

youtu.be
パワーコード全開のハードロック・パターンです。スピード感がキモとなりますが、音の粒立ちにも注意することでタイトでインパクトのある演奏になります。パワーコードは基本的に全てダウンピッキングで弾けるようにすることがポイントです。

検定モード:Blues Rock(2段)

youtu.be
シャッフル・ブルースの基本形のコード進行です。途中で転調する難易度の高い曲ですがスケールは平行移動で対応が可能です。この曲では、3フレットを軸にしたスケール・ポジションから6フレットを軸にしたスケール・ポジションへ移動させればOKです。(移動のタイミングを覚えてしまうのがコツです)

ギタトレとギターの音をアンプから出すセッティング

今回の動画で紹介した、「ギタトレとギターの音を実際にアンプから出して楽しみたい!」というのはアプリ公開当時からたくさん頂いていた要望です。

そこで今回、ギタトレ専用のアクセサリーセットをご用意しました!

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ギタトレ専用アクセセット

スマホアダプターを中継することで、ギターの音をスマホ/タブレットへ入力しています。
ギター音のモニターにはルイスのギターアンプ”LGA-15S”を使いました。

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ギタトレとギターの音をアンプから出すセッティング

www.shimamura.co.jp

セッティング方法についてはこちらの動画をご覧ください。
www.youtube.com

これがあればすぐできる!ギタトレ専用アクセセット

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ギタトレ専用アクセセット

商品名ギタトレ専用アクセセット
内容スマートフォン用アダプター・Y字ケーブル・ミニSTケーブル
備考ギターアンプは含みません

store.shimamura.co.jp

ビギナー以外もしっかり楽しめるアプリなんです!

ギタトレは、ギター初心者の方からアドリブが苦手な方まで、楽しく遊んでいただけるコンテンツを搭載していますので、多くのギタリストの方に体験していただきたいと思います。

  • ギターを始めたいけれど練習方法がわからない方
  • 昔ギターをやっていたけどしばらく弾いていなかった方
  • 曲のコピーはできるけれどアドリブが苦手な方
  • こっそり練習してギターが上手くなりたい方

上記に当てはまる方も当てはまらない方も、気軽にゲーム感覚でギター演奏が楽しめるギタトレをぜひインストールしてみてください。
そして演奏後に表示されるスコアを更新してスキルアップを目指してください。

それではまた!開発担当フジモトでした。


ルシアー駒木のギターよもやま話 その92「春はやっぱりダラスが熱い!」前編

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みなさまこんにちは!

滞在先のダラスが400ppmほどの硬水の為、毎回髪の毛がゴワゴワのバリバリになってしまうため、
その対策として、先日結構バッサリと切りに(それでも長髪ですけど)美容院に行ったのですが、

美人の美容師さんに「え?失恋ですか?」とスーパーベタな事を言われ、
「え、、、ええそうです。。」と答えてしまった、
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ルシアー駒木です。

という事で、今年も行ってまいりましたよ!春この時期といえば、DALLASギター買い付け!
今回は特に期待していた人もいたのではないでしょうか。

まず、それ、見せちゃいましょうか?w
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これでしょ?皆さん待ってたのは。

つまり、これね!
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そうです。ハルイチさんが使って下さったことで、話題騒然となっています、JimmyのVタイプ。
期待にお応えして、1本作ってもらいました。

という事で、今回も素晴らしい内容となった買い付けツアー。
早速ご覧いただきましょう!

歳を取ったのか、移動は身体に堪えますが(笑)、今回も無事到着。
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早速レンタカーを借りて、買い付けに繰り出します。
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初日は時差の関係で時間が戻りますから、要するに「朝飛行機に乗って、同日の朝に戻って到着する」感じ。
眠くてしょうがないやつですね(笑)
なので、
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まあこうなるしかないですよね


まずは友人のお店へ。
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ここは毎回お邪魔していますが、店頭でリペアも行う素晴らしいお店です。
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この初日の朝、ネムネムで運転していたルシ駒の目を一気に覚ます凄い品を発見!!
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一見ただのFAZZFACE。
しかし、なんとこれ、Prototype!

なんとなんと、
あのエフェクターデザインのカリスマ、Jeorge Tripps氏が自ら製作、
しかも、Eric Johnson氏の為に作ったプロトタイプなんです。
いいですか、皆さん!Signature Modelではないですよ!本人用のプロト!
一緒に作ったうちの1台は勿論エリック本人が所有。

こんなマニアックでストーリー性とドラマがあり、しかも音がいいエフェクター、他にありますか??
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即買いですね。

この日はホテルに帰って、大満足のルシ駒でした。
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この日はなんと62年製のSperAMPも入手。
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こいつらを眺めながら眠る、幸せな初日の夜となりました。

気持ちの良い朝を迎えた我々は、朝食にSUBWAYへ。
日本ではまず見ない、パワフルなサンドイッチの中から選びます。
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そりゃあ、ミートボールも星になるってもんですよね。
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朝から満腹な我々は搬入日となる会場に向かいます。
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ちなみに、サングラスは必須。日差しが日本とは全然違います。カッコつけではなく、無いと運転できません。

会場に到着
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早速ですが、まずはJimmyのところへ。
するとなんと、そこにはJimmyを訪ねてBONJOVIのPhil X氏が!
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超ナイスガイでした。

浮かれてしまいますが(笑)仕事しないといけませんね。
今回の旅のパートナー、イマイに交渉事を任せ、
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私は検品をしていきます。
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私を介さずJimmyWallaceの楽器が日本に入ってくることはありません。
今回も事前にお願いしていたものを含めて
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どの業者よりも我々最優先で選定させて頂きました。
私たちが選定したものを全て我々のブースに移動してしまうと、主催者である彼のブースに物が無くなってしまうので、
こんな状態に(笑)
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並んだ楽器がずらっとSold(笑)

我々の仕入れを見ていた現地業者の皆は、「あのアジア人スゲエなあ」みたいな雰囲気に(笑)なっていました。
ピックアップも準備してもらいましたが、数が多いので、ショー会場の裏側で。
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そして、ここでJimmyからビッグサプライズが。
ドドン!
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まだ世の中にこの2台しか誕生していない、ハンドワイヤリングのエフェクター
当然彼が自分で使用するために組んで、使用しているものです。
そして、、、
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譲って頂きました。
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販売の方法や価格など、まだ全て未定ですが、Jimmyと相談中。
皆様にご案内できるようにぜひしたいと思っております。
まずはこのプロトをイベントに持っていきますので、試して頂きたいと思います。
イベント参加者限定で予約受付とかしちゃったり、、、、なんてね(笑)いや、ほんとにまだ全部が未定です。


それでは、Jimmyのところで入手したものを一気に公開して、ブログ前半を終えたいと思います。

ハルイチさん、本間さん絡みで話題騒然!待っている方の多いV・スペシャル・ジュニア系からどうぞ!
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どうですか?やばいでしょ!!

初のベースも!
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アンプもあります!
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こちらのヘッドは、キャビももちろんあります。
アンプはほかにも、
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大変な争奪戦となりそうですね。。。

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そうそう、これ見て皆さん!
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なんと、P90タイプのフロントPuが埋め込まれている。。。
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これに関しては、ストラトタイプですが、音質は別種。
マホボディ(Jimmyも話していましたが、マホじゃないとこのTVイエローにはならんのですね)にウェンジネック。ヤバいこれ。
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個人的に黒はカッコよすぎてもう大変です。よだれが。
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これなんて、こうカッコよすぎて泣けてくる。
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カラーも、ケースも良すぎ。
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これなんてさ、皆さん見てよ
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いやもちろん超かっこいいんですけど、Certificateにね
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「NSN」って「ノンシリアルナンバー」のことかい!
流石Jimmy(笑)
ラストはネックがイケてるこいつで締め
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どうですか?
今回は争奪戦!では済まない人気の楽器もありますので、公平を期す為に、早い者勝ちはやめます!たぶん!
情報を待て!

次回のブログは後半戦、ジミー以外の買い付け品(これもヤバいですよ)と周辺の様子をご紹介!

ルシアー駒木でした!
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その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!

今年もスタート!ご出演者の本番までの裏側レポート【ユアステだよりPart1】

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初めてご覧いただいている皆さん、はじめまして!音教企画課のタカセと申します。

昨年に始まった、ユアステご出演者の裏側レポート。応援してくださった皆さん
ありがとうございました。
「ユアステだより」2年目もいよいよスタートします!

「YOUR STAGE」通称:ユアステ とは?

YOUR STAGEは、島村楽器の音楽教室に通う大人の会員様のコンサート。
今年も全国から900名以上の方が出演される、真夏のビッグイベントです。

ユアステ本番当日は、練習を続けてきたことを思い切り表現し、舞台を楽しまれている
ご出演者の姿に心を打たれます。わたくしタカセも毎年感動しています!
そして、本番にむけてのレッスンや練習、本番直前のリハーサルや舞台袖など、客席からは
見ることの出来ないユアステの裏側には、出演者お一人おひとりのドラマが詰まっています。

そんな舞台の裏側もたくさんの方に見ていただきたい!と始まったのがこの「ユアステだより」。
昨年、このブログでご出演者を取材させていただいて、ご出演者ご本人の熱い想いはもちろん
ご家族、レッスンを担当しているインストラクター、スタッフが本番当日に向けて一緒にワクワク
ドキドキしながら精一杯ご出演者を応援している姿に、本当に感激しました・・!

昨年のユアステだよりはコチラ

今年も、実際に出演される2組のご出演者にご協力をいただき、本番に向けてのお気持ちや
レッスンでの様子などをご紹介しながら、本番当日までを数回にわたって追っていきます。
是非お楽しみください!

東京公演初の大編成!丸井錦糸町店アンサンブルの皆さん

昨年の九州公演で大きな盛り上がりを見せた「大編成アンサンブル」が、今年はいよいよ東京公演に登場します!

その中から、8月12日(月祝)に出演される丸井錦糸町店のアンサンブルグループ
「La fleur(ら・ふるーる)」の皆さんをご紹介します。

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顔合わせにいらした8名の皆さんと、担当インストラクターのタマイ(左上)楽しそうな良い笑顔!

初めまして!まずは顔合わせから

大編成は人数も多く、初対面のメンバーも多くいらっしゃるため、本格的に合奏の練習に入る前に顔合わせからスタートします。
メンバー16名のうち8名の方が参加され、今後の練習日程やパート決めなどの打合せをしました。

会員さんから、是非やってみたい!という声をたくさんいただいて発足したこのアンサンブル。
憧れのサントリーホールの舞台に立ちたい!みんなと一緒なら挑戦してみたい!ということで今回ユアステへの参加が決まりました。

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顔合わせの様子 これから8月の本番まで、月1回の合同練習がいよいよ始まります

アンサンブルは初めての方がほとんどです

「La fleur(ら・ふるーる)」はフルート中心のアンサンブルで、フルートを始めて4か月の方から5年以上経験のある方まで、楽器経験も様々です。
ピアノやサックスの方もメンバーにいらっしゃり、幅広い楽器・年代の方がよくご存知で人気の曲にしよう、ということで演奏曲は一青窈さんの「ハナミズキ」に決定。
ソロでの本番経験がある方も多いですがアンサンブルは初体験の方がほとんどなのだそうです。
どんな仕上がりになるのか楽しみですね!

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(左)演奏曲の楽譜(右)ユアステ応援コーナーにて 左:タマイ 右:サックスインストラクターオカダ

担当インストラクターのタマイから一言

タマイ:ユアステは、年に一度大きな舞台に立てるイベントです。
今回の大編成アンサンブルは私にとっても初めての経験です。メンバーの皆さんにアンサンブルを楽しんでいただき、本番後のやりきった表情や笑顔を見られるよう、全力でサポートしていきたいと思っています。

会場のお客様に「フルートって素敵な楽器だな」と思っていただけるよう、そしてご出演の会員様には「一生の良い思い出」として心に残る演奏になるよう、頑張ります!

ピアノを始めてちょうど2年!初出演のUさん

もう1組は、吉祥寺店から初めてユアステに出演されるピアノのUさんです!
8月9日(金)に、担当インストラクターのサカイとの連弾でご出演されます。

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担当のインストラクターサカイ(右)とUさん 色々なご縁が重なってレッスンが始まりました

ご入会のきっかけは?

Uさんは2017年の5月に吉祥寺店ピアノサロンにご入会されました。
その春からお嬢様がピアノを習い始めたことで興味を持たれ、そしてちょうどその年の4月に吉祥寺店がオープンしたので、教室を見つけて足を運んでくださったそうです。

「コードで曲を弾けるようになること」「お嬢様との連弾」という2つの目標があり、とても熱心に練習をしてきてくださるというUさん。
レッスンでは、この部分の左手の動きがとっても良いですよね~!など、担当サカイと一緒に音楽の良さを感じあいながら楽しまれているそうです。

サカイからUさんへインタビュー いまのお気持ちは?

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8月に向けてレッスンでも連弾開始! 二人三脚で曲を仕上げていけるのも連弾の醍醐味です

サカイ
ユアステへの出演を決断されたきっかけはなんですか?
Uさん
サカイさんが勧めてくれたから。人前で演奏することを経験したいと思ったから。
サカイ
今回「アイリッシュ・ジグ」「ロシアのワルツ」と連弾で2曲演奏することになりました。演奏曲について、現在の気持ちを教えてください!
Uさん
「アイリッシュ・ジグ」ではリズムや伴奏としての役割があるセカンド(下のパート)を弾き、音楽を支えるということを体験したい。今はそのための過程として、プリモ(上のパート)を譜読み中。果たして本番までにセカンドに辿り着けるのか…!?「ロシアのワルツ」はロマンティックな曲なので、いかに表現するところまで練習できるかが大きな課題です。どちらの曲も、本番までどう高めていけるか…!というところ。
サカイ
本番の舞台を楽しめるように、一緒に頑張っていきましょうね!

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「ロシアのワルツ」の楽譜 左ページがセコンド・右ページがプリモ 既にいろいろと書きこみが!

Part2では、丸井錦糸町店「La fleur(ら・ふるーる)」の第1回目合わせをレポート

ユアステだよりでは今後、東京大編成アンサンブル「La fleur」の皆さんと、吉祥寺店Uさんの2組の様子を交互にお伝えしていきます。

そして、今年の「ユアステだより」は、新しい作成メンバーとしてカタヤマが加わり二人体制でレポートしていくことになりました!よろしくお願いいたします!
次回は東京大編成「La fleur」の様子を、カタヤマが詳しくご紹介します。是非お楽しみに!
   
YOUR STAGEについて、詳しくはこちら。

島村楽器の音楽教室について、詳しくはこちら。

ルシアー駒木のギターよもやま話 その93「春はやっぱりダラスが熱い!」後編

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みなさまこんにちは。

前回出張時、硬水対策に結構高いコンディショナーを買って行ったのに、そのコンディショナーを硬水で流すので結局バリバリになってしまい、
今回は「洗い流さないトリートメント」を購入していった、
学習能力抜群w
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ルシアー駒木です。

いやあ、
前編、ちょっと予想を超えた盛り上がりになってますね!
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特に、
Jeorge Tripps氏作のEric Johnson氏用Prototype!
絶対ほしい!って声多数。さてどうしましょうw
内部画像チラリ
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さて、後編もすごいですよ~
早速まいりましょう!

今回、ジミー以外にもすごいのを入手したんです。
これ!
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一見普通の楽器に見えませんか?
とんでもない!
実はこれ、
72年製のfenderストラトキャスターボディに、80年代にあのTom Anderson氏が自らネックを組み合わせ、
更には氏自身でリワインドしたピックアップ搭載、配線も完全に引き直し、コントロール自体も大幅に改造されています。
「Oreo」という愛称で愛用されていたという1本。ケースは72年fenderストラトキャスターオリジナルが付属。
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こんな楽器が入手出来るのは、まさに買い付けの醍醐味!!
これぞ世界に1本のギターです。

ナット部分にもTom氏の拘りが垣間見えます。わかる人はピンとくる写真。
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とにかくネックがすごい。ストレスゼロの握り心地。
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ちゃんと、70年代ストラトの「あの」感じが残されたうえで、トムアンらしい風を感じる、そんなスペシャルな1本です。
技術者として、これほしい!!

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そうそう、
前回のブログでPhil X氏とジミー・私の3ショット写真、結構話題になったようなのですが、
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今回もミュージシャンは大勢いらしてましたよ。全員挙げているとそれでブログ終わってしまいますが、一部だけでも。
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Mr.Andy Timmons&Mr.Eric Johnson

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Mr.Philip Sayce

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Mr.Matt Schofield

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Mr.Eric Gales

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Mr.Greg Koch

そして、いつも可愛いのに、これぞblues!
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Ally Venableちゃん

とまあ、凄いメンツ。

毎日このメンツの音に囲まれて、
毎日この肉に囲まれて、
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脳内はダラスに染まっていくのです。
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今回、ベースも充実の買い付けになりました。
細かい事はトークショーでお話ししようと思っていますが、友人のBrianには今回ずいぶん助けてもらいまして、
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結果凄いのをゲット。

これは説明不要ね。
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そして、DingwallのLSの5、Leland Sklarモデル。
最近主流として流通しているアジア製ではなく、オリジナルです。今やオリジナルは希少!
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本物がほしい人この機会逃しちゃダメです!


他にもベースは、
90年代のModulus
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これも説明不要ですね(笑)
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そして65年製のEB-O
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充実。
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折角ですので、それ以外の買い付けもご紹介。
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ナッシュのテレタイプも2本入手
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みんな大好きCS
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そして探している人も多いうえ、我々の買い付けだと相場より価格も優しいのでその点でも評判の良い、マスタービルダー。
今回も2本入手。
Todd Krause
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Yuriy Shishkov
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1946年Triumph
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最高でしょ!
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良い仕事をしたので、今回は気分よくTex-Mex cuisineも楽しんできました。
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勿論我々は地元民が集まっているところへ突入しますので、確実に美味い!
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アメリカのほかの地域で仕事するときには無い楽しみですからね。
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今回は、街の中心地にも少し足を運んでみました。
少しだけですがその様子もご覧ください。
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結構綺麗な街ですよね。

でも、
現地の人たちには笑われそうですけど、我々日本人が「アメリカ」を感じるのは、街の様子ではなく、全く違うところだったりもします。
例えば、
クッキーの専門店とか、
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寿司のメニュー名がSex on the beachだったりとか
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バーベキュー出来る庭があるのが当たり前だからこその売り場とか
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ガレージがあるのが当然だからこその工具売り場とか
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絵力抜群のスナックとか
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油量強烈なベーコンとか
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甘ーいフレンチトーストとか
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自転車屋さんの自転車がカッコいいとか
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ギターショーにこういう車で来ちゃうとか
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質屋に買い物に行ったら、
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やっぱり銃が売っていて怖かったりとか
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でも私はダラスが好きですね。
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色々書いておいてなんですが、
最後の食事は空港JALラウンジの寿司でした(笑)
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おいしかった(笑)


そして結局帰国して荷物を開けると、毎回ブログの最後はこれで終わるという。
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これさあ、「無作為」の検査じゃないよね(笑)絶対俺の工具狙われてる。

行きも帰りも
100%絶対検査される
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ルシアー駒木でした!

その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!

AIで音楽の世界はどう変わる?AIに関する意識調査を行いました!【島村楽器調べ】

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皆さん、こんにちは。データ分析担当のオオフカです。

世の中がどうなっているのかを、データで見るのが三度の飯よりも好き!という楽器店の人間の中でも少々変わり者の私・・・。

世界には音楽に関する統計データはいくつかありますが、携帯電話や食品など他の業界に比べると、まだまだ少ない状況です。

私たちにとって音楽はこんなにも身近でみんなが楽しんでいるものなのに、
そこからデータを集めないなんてもったいない! 調べて活用すれば、もっと音楽は楽しくなるはず!と考え、今回から「島村楽器調べ」と称して音楽に関連する様々なテーマのアンケート調査&分析結果の公開を実施することにいたしました。

という訳で、記念すべき第1回は、今、何かと話題の『AI(人工知能)』をテーマに取り上げて
演奏や制作面で、AIが音楽にどう関わっていくと思うかを調べてみました。

今回の調査は、楽器経験者が多く音楽に詳しい当社の従業員で行いました。
20代~40代の楽器経験者、男性330名・女性 330名を対象としています(2019年4月実施)。

既にAIを使った作曲や共演などが行われており、音楽の世界もこれからAIで変わっていくことが予想されます。
ますます利用が増えると思われるAIに対して、楽器経験者はどのように考えているのでしょうか?
その調査結果を、まずはご覧ください!

【1】約6割が、音楽にAIを取り入れることに関心あり!ただし男女間で差があり。

Q. 音楽の分野でのAI活用に関心があるかどうか

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まずは、音楽にAIを取り入れることに関心があるかどうかです。
今回の結果では、6割が取り入れることに『関心がある』(「関心がある」と「やや関心がある」の合計)となりました。
結構、関心が高いですね!
ただし、これには男女差があって男性の『関心がある』は7割ですが、女性は4割程度にとどまっています。
女性は、まだ音楽にAIを取り入れることには抵抗があり、まだまだ、AIより人間の方が良い!ということかもしれません。

【2】音楽でAIが活躍しそうな項目は「作曲」「PA(音響)」「ミキシング」。

Q. 音楽の分野で最もAI活用の将来性があると思うもの

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それでは、AIが活躍できそうな項目は何か?を聞いたところ、トップは「作曲」「PA(音響)」、次に「ミキシング」となりました。
ご存知の通り「作曲」はある程度パターンがあるので、「AIと相性が良いのでは?」との意見がいくつかありました。
例えば、〇〇風の曲が作りたい!と思ったらAIに作曲させて、みんな、それをAIが作った曲とは知らずに感動している・・・ということに近い将来なっているかもしれません。
一方、「PA(音響)」や「ミキシング」は非常に手間のかかる作業です!音楽を演奏したり作っている人間からみれば、「PA(音響)」や「ミキシング」が自動化されればどんなに楽か・・・。
これには、多くの方が同意していただけるのではないでしょうか?

【3】音楽にAIを取り入れることのメリット「いつでも演奏(練習)ができる」「演奏のサポートをしてくれる」。

Q. バンドやアンサンブルのメンバーに、AIを入れるメリット

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次に、音楽にAIを取り入れたときのメリットを聞いたところ「いつでも演奏(練習)ができる」「演奏のサポートをしてくれる」が上位になりました。
AIによる利便性にメリットを感じているようです。一方、「文句をいわない」「遅刻がない」も3割を超えていますね。バンドやアンサンブルをする上のでの難しさ(?)が何となく読み取れます。

【4】音楽にAIを取り入れることのデメリット「AIだと正確すぎて面白みがなさそう」。

Q. バンドやアンサンブルのメンバーに、AIを入れるデメリット

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逆にAIを取り入れることのデメリットは「AIだと正確すぎて面白みがなさそう」「AIだと観客とのやりとりができない」「いくら優れた演奏能力があっても人間にはかなわない」となりました。
これらの項目は、女性が男性よりも高くなっており、女性は正確性や演奏力よりも、人間らしさやコミュニケーションの部分を音楽に求めている傾向が読み取れます。
確かに正確性や演奏力がなくても、これが音楽だ!ということを感じさせてくれるミュージシャン(特にロック)が多くいます。私が敬愛する御大ニール・ヤングもあのヘタウマ奏法(褒めています)だからこそ味がある演奏になっています。もし、ニール・ヤングがギターソロを正確なピッキングで流麗に弾いたら(あまり想像できないですが・・・)「こんなの、ニール・ヤングじゃない!!(泣)」となるでしょう。。
今回の結果は、そんな面を反映しているのかもしれません。

【5】音楽でAIに代替できない人間固有のもの「音の生々しさ」「観客とのやりとり」。

Q. 音楽でAIに代替できない人間固有のもの

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それでは、いくらAIが発達しても、人間にはかなわない部分って何?というのを聞いたところ「音の生々しさ」「観客とのやりとり」が上位となりました。
「音の生々しさ」「観客とのやりとり」はコンサートやライブが好きな方は、生の迫力という点で同意していただけるかと思います。
ただし、将来的にAIも人間みたいに応答できるようなったら、AI「みんな〜!のっている?」観客「イエ―ッ!」ということも夢ではないかも(?)しれません。

【6】AIに「交代して欲しいバンドメンバーがいる」は2割。交代して欲しいバンドパートは「ドラム」がトップ!

Q.AIに交代して欲しいメンバーはいるかどうか

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あなたには、交代して欲しいバンドメンバーはいますか・・・。
「AIに交代して欲しいメンバーがいるか」を聞いたところ2割が「いる」となりました。 

Q. 交代して欲しいと思ったメンバーの担当パート

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その交代して欲しいメンバーのパートを聞いたところ、「ドラム」が圧倒的に高くなっています。 
皆さん、「ドラム」に不満があるようです・・・。ドラマーの皆さん!気を付けないと将来的にはAIと交代ということになっているかもしれません!

【7】交代して欲しい理由「技術的に問題がある」!男性は人間関係、女性は音楽への姿勢を重視。

Q. メンバーに交代して欲しい(して欲しかった)理由

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さらに、なぜ交代して欲しいか聞いたところ「技術的に問題がある」が圧倒的に高くなりました。
みんな厳しいですね・・・。
次に「そのメンバーの性格に問題がある」「相性がよくない」「そのメンバーが音楽に対して不真面目である」となっています。

男女別では、男性は「そのメンバーの性格に問題がある」「相性がよくない」が高くなっており、対人関係の理由からAIに交代して欲しいと考えているようです。
一方、女性は「そのメンバーが音楽に対して不真面目である」となっており、対人関係よりも音楽に対する姿勢を重視しています。
女性にとって、バンドは楽しむというより、音楽に取り組む場になっているということかもしれません。

【8】AIに「交代して欲しくないバンドメンバーがいる」は8割。交代して欲しくないバンドパートは「ヴォーカル」がトップ!

Q. AIに交代して欲しくないメンバーはいるかどうか

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逆に「AIに交代して欲しくないバンドメンバーがいるかどうか」を聞いたところ8割が「いる」となりました!

Q. 交代して欲しくないと思ったメンバーの担当パート

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交代して欲しくないバンドパートを聞いたところ、「ヴォーカル」がトップとなりました。さすがにバンドの顔とも言える「ヴォーカル」はAIには代替が難しそうです。
「ヴォーカル」が変われば、バンドが変わってしまったり、終わってしまうということはよくある話です。
オリジナル曲を作って、「ヴォーカル」が作詞を担当しているとバンドのカラーはそれで決まるので、なおさらそうなってしまうケースが多くなります。
また「交代して欲しい」設問でもトップとなった「ドラム」が、ここでも2位と上位になっています。良いドラマーはバンドに不可欠だからでしょう。
「ドラム」って地味だと思っている皆さん!実は、非常に重要なパートなんです!

【9】交代して欲しくない理由「そのメンバーにしかできない演奏(音楽)だから」がトップ。

Q. メンバーに交代して欲しくない(して欲しくなかった)理由

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それでは、なぜ交代して欲しくないかを聞いたところ「そのメンバーにしかできない演奏(音楽)だから」「そのメンバーと演奏していると楽しいから」「信頼がある」が上位となりました。
ここに回答者たちのバンドメンバーへの熱い想い(!)が感じられます。

男女別で見ると、女性の方が「そのメンバーにしかできない演奏(音楽)だから」が高く、男性より音楽性を重視している傾向があり、音楽面では女性の方がシビアに見ています。
ちなみに「そのメンバーに恋愛感情がある・または付き合っている」は、男性が数名いるのに対し女性回答者はゼロ(!)となっております。

今後の「島村楽器調べ」について

以上、いかがだったでしょうか?音楽をやっている人間が、AIについてどう考えているかを知る興味深い結果になったかと思います。

今後も、島村楽器では音楽に関するアンケートを行い、調査結果による様々なトピックスをブログで公表していく予定です。
音楽に関するあらゆるテーマを扱う予定なので、ぜひ、お楽しみに!

東京初の大編成!第1回目のアンサンブル練習会レポート【ユアステだより Part2】

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皆さんこんにちは!フルートインストラクターのカタヤマです。
今年新たにこの「ユアステだより」作成メンバーに加わりました。よろしくお願いいたします!

Part1では、ご出演者の演奏曲の楽譜や、レッスン・打合せの様子の写真、担当インストラクター
からのインタビューなどをご紹介させていただきました。

今回は、丸井錦糸町店の大編成アンサンブルグループ「La fleur(ら・ふるーる)」の皆さんの
初のアンサンブル練習会の様子をレポートします。

第1回目のアンサンブル練習会をリアルにお届け!

いよいよ始まった、大編成アンサンブルの練習会。
今回はなんと、わたくしカタヤマも練習の様子を見学・取材させていただくため、練習日の5月20日に丸井錦糸町店へおじゃましてきました!

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ついに始まったアンサンブルの練習 フルートの方が集まるととっても優雅な雰囲気ですね

「La fleur(ら・ふるーる)」はどんな楽器編成のグループ?

La fleurメンバーは全員で16人。
一番多いのはフルートで14人、そしてテナーサックス1人、ピアノ1人という編成です。
そして、フルートの中でも、

  • 1st:3人
  • 2nd:3人
  • 3rd :4人
  • 4th:3人
  • アルトフルートが1人

と細かくパートが分かれています。

オーケストラなどでもそうですが、同じ楽器の人が複数名いる場合には、パートが分けられていて楽譜もそれぞれで違います。
合唱でソプラノとアルトが違う音で歌うのと同じような感じです。
ちなみに、メロディーは主に1stの人が担当することが多いです。

まずはパート毎に分かれて練習します

ついに練習がスタート。演奏曲は「ハナミズキ」です。
はじめは、同じパートの人同士で輪になって音の確認などをしながら呼吸を合わせていきます。
これまで1人で練習してきた自分の音が初めて他の人の音と重なっていく、なんとも言えない楽しい瞬間です!

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パートメンバーの輪のなかに入ってアドバイスをする担当インストラクターのタマイ

この日に集まった方は皆さん、ユアステ初出演だそうで、最初は少し緊張した面持ちでしたが音出しが進むにつれてリラックスされ、どんどん和やかな雰囲気になっていきました。

アルトフルートのAさんに突撃インタビュー!

練習の合間に、リーダーシップを取っていたアルトフルートのAさんに
カタヤマからインタビューをさせていただきました。

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黒い帽子を被っているのがAさん 曲中にAさんのソロもあるそうです!

カタヤマ
今回の大編成アンサンブルの、ご出演のきっかけを教えてください。
Aさん
いままで、ユアステは70歳になってから出演しようと考えていたんだけれど、担当のタマイさんからアンサンブルの誘いを受けて、与えられたことは何でもやってみようと思い、出演を決めました。
カタヤマ
ユアステ初出演なのですね。おめでとうございます!
Aさんは今回、アルトフルートを演奏されるそうですが、以前からアルトフルートを吹いていたのですか?
Aさん
アルトフルートは今年の2月に購入しました。そのタイミングでアンサンブルのお話があったので、これは良いタイミング!ということで、アルトフルートのパートを作っていただいて練習しています。
カタヤマ
なるほど。ちょうどいいタイミングでユアステに応募できたのですね。ということは、もともとあった楽譜ではないのですね?
Aさん
そうなんです!もともとは三重奏用の楽譜だったものを、タマイさんがLa fleurメンバー用にアレンジをしてくれまして。それを使用しています。
カタヤマ
La fleurならではの演奏に仕上がっていくのですね。これからの練習も楽しみですね!
Aさん、ありがとうございました!

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Aさんの楽譜を覗かせていただきました アルトフルートは通常のフルートよりも大きくて低い音が出る楽器で、ハーモニーの最低音やリズムを刻む役割を担います

練習の最後は合奏でしめくくります

パート練習の後は、全員で合奏です。この日は1stフルートの方が1名のみ参加でしたが、他の皆さんにもよく聴こえる音色でメロディーを演奏されていました。
3rdフルートのKさんは、「ソロで発表会に出演したことがあるけれど緊張して眠れなくなるので、今回はアンサンブルでホッとしています」とお話してくださいました。
皆さん、合奏の頃にはだいぶ雰囲気も掴めたようで、リラックスして演奏されていました。

これぞアンサンブルの醍醐味!

今回は実際にアンサンブル練習会の場に行かせていただき、メンバー皆さんにお話を伺ったり演奏も聴かせていただくことができ、わたくしカタヤマも今後どんなふうに演奏が仕上がっていくのか楽しみになりました。
2時間の練習は長いようであっという間でした!
メンバー皆さんでの練習では、出演者同士でいろいろと聞きあったり、わからない所を教えあったりしている場面もたくさん見られました。
1人ではないので、わからない部分も周りの方と共有して一緒に練習に励めますよね。これぞアンサンブル演奏の醍醐味!という光景でした。

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第2回アンサンブル練習会は6月29日で、ピアノとテナーサックスの方も加わるそうです。
より本番の形が見えてきそうですね。次回の練習会の様子も、レポートさせていただきます。
「La fleur(ら・ふるーる)」の皆さん、引き続き頑張ってください!

Part3は、吉祥寺店ピアノのUさんの様子をお届けします

次回のユアステだよりは、ピアノでご出演されるUさんのピアノに対する想いや
お嬢様とのピアノにまつわるエピソードなど、色々とご紹介します。お楽しみに!

YOUR STAGEについて、詳しくはこちら。
チケット発売中です!お近くの店舗でお求めください。

ユアステだより記事一覧

ピアノのUさん レッスンの様子とピアノへの想いをレポート【ユアステだより Part3】

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こんにちは、音教企画課のタカセです。
すでに真夏のような暑い日もあって、確実に夏が近づいているのを感じますね!

ユアステだよりPart2では、丸井錦糸町店の大編成アンサンブル「La fleur(ら・ふるーる)」の初めてのアンサンブル練習会の様子を、ユアステだよりメンバーのカタヤマよりご紹介させていただきました。

2か月後の本番に向けて突き進む Uさんの現在をレポート

今回は、Part1にもご登場いただいた、吉祥寺店からピアノで出演されるUさんのレッスン・練習でのご様子・本番に向けての想いなどをタカセがお届けいたします。

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Uさんはレッスンで来店されると、受付カウンター周りのスタッフとよく気さくにお話されています  左:店長のアリマ 右がUさん(担当サカイがHPの連載記事に登場させている白くまを手に)

演奏曲は、新たな挑戦の詰まった2作品

Uさんは8月9日(金)にピアノ連弾で出演されます。記念すべき、ユアステ初出演です!
ソロではなく担当インストラクターサカイとの連弾に決めたのは「連弾自体をあまりしたことが無かったから。
ソロとは違い、2人分の音が組み合わさる響きが好きなので、ステージの場でやってみたいなとずっと思っていた」というUさん。
そして、雰囲気の違う2曲にチャレンジしたかったとの事で、明るく楽しい「アイリッシュ・ジグ」ロマンチックな「ロシアのワルツ」を選曲されました。

レッスン内容の変化は?

インストラクターのサカイより
「アイリッシュ・ジグ」:この曲で、Uさんは低音側を弾くセコンドパートを担当されます。
セコンドはプリモ(高音側)に比べて伴奏の要素が多く含まれるため、プリモのメロディーをよく聴きながら全体の音を支えることが重要です。
それを含めて、余裕を持って弾けるようになる難しさをUさんご自身も感じられているようです。
そんなUさんは、本番では弾かないプリモパートから譜読みを始めました。連弾をやるうえで、セコンドの重要性を強く理解してくださっているからこそだと感じています。
ただ合わせて弾くだけではない連弾の醍醐味を、私もUさんと一緒に味わっています!

「ロシアのワルツ」:音楽の表現を作り上げていく作業に入ったところです。
今は、私とUさんでお互いが交互に主張するメロディーを聴きあい、なめらかにつながるように受け渡していく練習をしています。
また、小節の頭(1拍目)だけ息を合わせるのではなく、2拍目・3拍目も感じて弾く練習も。
そして音の強弱も、記号に沿うだけでなく和音の響きなどの変化を繊細に感じ取るという、さらに一歩進んだ音楽の作り方まで進んできました!

Uさんは、左手の和音の変化をとても丁寧に聴いてくださるんです。
「音を聴きながら弾く」ことは当たり前のように感じるかもしれませんがけっこう難しく、常に意識をする必要があります。
Uさんはいつもそれを大事に演奏をされています。

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「ロシアのワルツ」 赤いブレス記号(V)から後ろ部分のメロディーは、右手の重音が難しいポイント 現在はレッスン時間のうちこの「ロシアのワルツ」のほうを優先的に弾いているとのこと 

Uさんはレッスン中にサカイから、苦手部分に対して新しい練習方法を提案すると、「なるほど~面白い!練習してきます!」といつも前向きに言葉にしてくださって、実際にしっかり練習をして来られるそうです。
確実に上達に繋がっているとの事。仕上がりが楽しみですね!

ご自宅での練習内容もうかがいました

Uさんの練習は夜の時間帯が多いため、電子ピアノでヘッドホンから音を鳴らしているそうです。

曲に慣れてくると通して弾いてしまいがちなのですが、思いがけないところで間違えたりすると「ハッ・・・!」と驚いてしまうことがあるため、もし途中で何かあっても止まらないように部分ごとの練習をしっかりするように心がけていらっしゃり、暗譜(楽譜を暗記すること)で弾けるようになっているところも、途中で楽譜を見失わないように、意識して目で追いながら弾くように気を付けているとの事。
本番の舞台を見据えた練習をされていますね!

そして、ユアステ出演が決まってから新たに、「HANON(ハノン)」という教則本のなかの3番と50番を練習に取り入れているというUさん。
基礎練習で指を鍛えています。

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ハノン50番の楽譜 「ロシアのワルツ」の難しい重音部分に効果があり、音色の深みも増します

練習での大切な相棒たち

レッスンや練習でUさんがよく使用しているアイテムは、USBメモリとiPad
USBメモリには、連弾の片方のパートをインストラクターサカイが録音しています。
ご自宅でもサカイの音に合わせて練習ができる、大事なアイテムです。
iPadには、日々の練習時間や演奏した音を自動的に記録できるアプリを入れているそうで、練習の振り返りにも欠かせないものになっているとの事。

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練習時間をもうちょっと増やしたい・・!と意気込んでいるUさん 愛用のUSBメモリ、iPadと。

サカイからのインタビュー Uさんにとってピアノとは?

サカイ
ピアノを2年間続けてこられて、どんなお気持ちですか?
Uさん
ピアノ、楽しいです!! ピアノを始めた当時の自分がもし現在の自分から「今はこんな曲を弾いているよ」と言われても絶対に信じないくらい・・上達していると感じています。
人前で弾く機会でも物怖じせずに弾けるようになったし、自分でもびっくりするくらい生活も変わりました。
自分自身の成長を実感したら、今度はほかのイベントにも挑戦して次の目標を設定し、それを超えたいと続けていく・・・楽しいですよね!
目標を提示された瞬間だけはいつも「無理だーー」と思うんですけどね(笑)
サカイ
ぜひ色々なイベントにも挑戦してほしいです。また提案させていただきますね!
サカイ
お嬢様もピアノを習われているそうですが、一緒に楽しまれていることは?
Uさん
5歳の娘とは、アプリの音当てクイズをよくやっています。音符の音を当てたり鳴っている音を当てたり。音符のクイズは僕が勝つけど、鳴った音を聴き分けるクイズは娘のほうが強いんですよ・・・!耳が良いんです。
2年前に、僕と同じタイミングで習い始めた娘が、リズム感も音感もあっという間に伸びていく。成長速度が本当に早いです。
子供においていかれないように頑張っていきます!

インストラクターサカイから Uさんへメッセージ

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さきほど50番の楽譜が登場した、指のトレーニング本「ハノン」を持ったサカイ

ユアステでは連弾ということで、普段のピアノソロとしてのサポートとはまた違った角度で支えていけたらと思っています。
「2人で音楽を作って、2人で1つの音楽を客席に届ける」という気持ちで、本番までのレッスン時間を大切にしていきたいです。
もし本番までの間に何かにつまづいても、2人で解決していけるのが連弾の良いところであり連弾のサポートをするうえで私自身が大切にしていきたいことです。
音楽作りのお手伝いをしながら、連弾の相方としても、Uさんの持つ素敵な感性を大事に引き出していけたらと思います。Uさん、一緒に頑張っていきましょう!

Uさんとサカイの音楽がどのように出来上がっていくのか、とっても楽しみですね。
たくさんお話をしてくださったUさん、ありがとうございました!

Part4は大編成アンサンブル「La fleur(ら・ふるーる)」の近況をお届け

次回は、丸井錦糸町店大編成アンサンブルメンバーの方々の、第2回目アンサンブル練習会にむけてのレッスンでの様子をご紹介いたします。
ピアノ、テナーサックスの方も登場していただく予定ですので、是非お楽しみに!

YOUR STAGEについて、詳しくはこちら。
チケットはお近くの島村楽器店舗でお求めください。

ユアステだより記事一覧



グランプリ特典は"MV制作"!?完全ライブにこだわったコンテスト「HOTLINE2019」募集スタート!

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こんにちは。Webサイト担当のサトウです。
いよいよ「HOTLINE2019」の募集がスタートしました!
毎年楽しみにしてくださってる方も多いこちらのイベント。今年から新しくなった嬉しいニュースもお知らせしつつ、あらためてご紹介したいと思います!

HOTLINEって何?

HOTLINEとは、島村楽器がプロデュースする完全ライブにこだわったコンテストです。
年齢、個人・グループ、ジャンル、オリジナル、コピー・カバー等一切問いません!*1
プロを目指して活動されている方だけでなく、軽音楽部の学生さんから趣味で音楽を楽しんでいるおとなの方まで、毎年多くの方にご参加いただいております。

どんなふうに審査するの?

「ショップライブ」「エリアファイナル」「ジャパンファイナル」の順に審査が進みます!

6月~8月 ショップライブ

その名の通り、島村楽器全国135店舗で行うライブ予選です。
当日はスタッフがライブ演奏動画を撮影します。募集期間終了後、各地区で行われる選考会での動画審査を経て「エリアファイナル」に進出するアーティストが決まります!

9月~10月 エリアファイナル

ショップライブを勝ち抜いたアーティストが地域の有名ライブハウスやホールで行うライブです。
エリアファイナルでグランプリに輝いたアーティストには、ジャパンファイナルへの出場権が与えられます!

昨年のエリアファイナルのレポートはこちら↓

11月4日(月・祝) ジャパンファイナル

全国11エリアから選ばれたファイナリストたちが集結する全国大会です。
今年は東京・西新宿にあるライブハウス「新宿ReNY」が決勝の舞台となります。
各地の予選を勝ち抜いてきた実力者たちがグランプリをかけて熱い演奏を繰り広げます!

昨年のジャパンファイナルレポートはこちら↓

ショップライブの日程が合わない…という方に朗報!

お持ちのライブ動画でもエントリーできます!

今年からショップライブで撮影された動画だけでなく、お持ちの「ライブ動画」によるエントリーもできるようになりました!
これまで「ショップライブに出たいけど、週末は用事が…(´;ω;`)」と断念されていた方にも、平日ライブをした日に撮影しておいて後日応募!という感じでエントリーしていただけます。
※エリアファイナル以降は土日祝開催なのでご注意くださいm(_ _)m

映像はYouTubeにアップすればOK!

応募の際は「YouTubeにアップしてあるライブ動画のURL」を提出していただくので、

  • 自分で撮影して自分のチャンネルにアップしている動画

はもちろん、

  • 友達が撮影して友達のチャンネルにアップしている動画

などでもエントリーできます!(※お友達から許可は取ってくださいね)

気をつけていただきたいこと

ショップライブと同じ条件で審査するために、エアー録音のライブ映像に限らせていただいております。

  • OKな例
    • iPhoneやビデオカメラでそのまま撮影
    • 撮影機器にマイクを接続して録音・録画
  • NGな例
    • ライブハウスでPAさんのミキサーからの音(ラインの音)を使って録音・録画

また、選考の結果エリアファイナル進出が決定した場合は、出場者紹介ページにて動画を紹介させていただきますので、HOTLINE2019開催終了まで公開または限定公開にしておいていただく必要があります。

こちら2点についてはあらかじめご了承くださいm(_ _)m

くわしい応募方法はこちら

WEBエントリーを使えば、手元のスマホやパソコンからでも応募できちゃいます!
ぜひぜひ気軽にご応募くださいね。

気になるジャパンファイナルのグランプリ特典は?

見事ジャパンファイナルでグランプリを獲得したアーティストには

  • MV(ミュージックビデオ)の作成&プロモーション実施
  • 島村楽器全店のスタジオが1年間無料

がグランプリ特典として贈呈されます!

YouTubeやSNSが手軽に楽しまれている今の時代、ミュージックビデオは「どんな音楽をやっているのか?」をダイレクトに伝えてくれる、アーティストさんにとって欠かせないものですよね。
そこで今年は、グランプリアーティストの活動をサポートするべく "ミュージックビデオ制作"をドドンと特典にしました!

プロを目指すアーティストさんには特に嬉しい内容ではないでしょうか?!
ぜひグランプリを獲得してステキなMVを作りましょう〜!

昨年のグランプリアーティストはこちら!

最後に、去年開催されたHOTLINE2018でジャパンファイナルグランプリに輝いたアーティストをご紹介します!

HOTLINE2018グランプリアーティスト「LUCKCAME」

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2014年1月 結成
2014年3月 小田原姿麗人にて初ライブ
2014年12月 1stデモ「景色」発売開始
2015年1月 地元小田原にて行われるロードオブアリーナに出演
2015年5月 FM yokohama HELLO MUSICにて1stデモ「景色」がオンエアされる
2015月7月 2ndデモ「フォルテ」発売開始
2015年8月 1stデモ「景色」SOLD OUT
2015年10月 ベースの脱退と共にLUCKCAME初の主催ライブ「運亀館」を姿麗人にて開催
2016年4月 3rdデモ発売開始、新メンバー加入と共に「運亀館2号室 sun's luck リリースパーティー」を開催。大盛況に終えた
2016年9月 オーディションライブを勝ち抜き、地元小田原にて開催される「小田原イズム」に出演
2016年11月 「HOTLINE2016」にて3222組の中からファイナリスト12組に選出され恵比寿ザ・ガーデンホールでの出演を果たす
2016年12月 地元小田原の音楽仲間を集いコンピレーションアルバム「ラックルさんと笑顔音楽君と愉快な仲間たち」を制作。小田原JAKAJAKAにてレコ発ライブを開催
2018年11年 「HOTLINE2018」にてジャパンファイナルグランプリを獲得

HOTLINE2018ジャパンファイナル ライブ映像

運命開花 MV


みなさんのご応募お待ちしています!

今年の応募締切は 8月12日(月・祝)です!
現在も全国各地の島村楽器で毎週のようにショップライブが開催されております。

この夏の思い出に、ウデだめしに、はたまた日本一を目指して、アツい"ライブ"の舞台に立ってみませんか!?

ちょっとでも気になるな〜と思った人は、ぜひぜひお店のスタッフに相談してみてくださいね。
みなさんからのエントリーお待ちしております!

それではまた!
Webサイト担当のサトウでした。

HOTLINE2019公式サイトはこちら

*1:特定のレコード会社、出版社、プロダクションに所属・契約していない方に限ります。


東京大編成 La fleurの皆さんの現在をレポート!【ユアステだよりPart4】

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こんにちは。フルートインストラクターのカタヤマです。
東京も梅雨に入り、ジメジメとした日も多いこの頃。
早くも ”真夏の音楽の祭典” であるユアステが待ち遠しいです!

前回のPart3では、吉祥寺店からピアノで出演されるUさんの、現在のレッスンやご自宅での練習の様子などを紹介させていただきました。

大編成アンサンブル それぞれの楽器の方々の現在をご紹介!

今回のユアステだよりは、Part2でレポートをさせていただいた丸井錦糸町店の大編成アンサンブル「La fleur(ら・ふるーる)」のメンバー皆さんの、5月20日のアンサンブル練習会後のお気持ちや、次回のアンサンブル練習会にむけての現在の様子をお届けします。

初のアンサンブル練習会の様子はこちら

今回は、アンサンブルメンバー16名のうち14名と大半を占めるフルートの方々だけでなく、Part2では紹介できなかったサックス・ピアノのご出演者にもご登場いただきます!

グループ名の秘密が明らかに

そもそも、グループ名の「La fleur(ら・ふるーる)」ってどんな意味なんでしょう?
アンサンブル全体をまとめている担当インストラクターのタマイが決めたという噂を聞き、聞いてみました。

タマイより:
今回は「ハナミズキ」を演奏するので、花に関するワードが入った名前が良いなと思って調べたら「La fleur」というワードを見つけました。
フランス語で”花”という意味なんです。読み方もとても可愛いなと思い、この名前に決めました!

初のアンサンブル練習会を終えた現在のお気持ちは?

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今回お話を伺ったフルートのTさん(左)とUさん(右) それぞれインストラクターのタマイと一緒に

5月20日に行われた第1回目のアンサンブル練習会は、フルートの方のみが参加されました。
初回ということもあって緊張されていた方も多かったようでしたが、実際にはどんなお気持ちだったのでしょう。
フルートのお二人にご協力いただき、お話を伺いました。

フルートTさんより:
アンサンブルは初めてでしたが、他の人の音が重なって聴こえてくる感じが好きだな!と思いました。
自分自身の演奏では、中音域から高音域へ向かっていく部分が難しいのですが、曲の後半には各パートのソロが回ってくるので、しっかり吹かなくては!と思っています。
初めての合わせはとても大変でしたし、本番まで意外と時間が無いかな?と感じたけれど「もっと頑張るぞ!」と、気合いが入りました。

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Tさんのレッスンでのご様子 タマイのピアノ伴奏に合わせて曲の流れを確認します ソロパートがどんな仕上がりになるのかも楽しみですね

フルートUさんより:
最初に集まったときは「場違いかな・・」と思ってしまったけど、アンサンブルが初めての方がいらっしゃって安心しました。
違うパートと合わせるのが初めてだったので、新鮮な感じがしています!
今は、6月29日のアンサンブル練習会にむけて、ミ♭の指が頭の中で混乱しないように(低音域と中音域で指使いが違うので)練習中です。
ハナミズキはメロディーが本当に綺麗な曲なので、ぜひ皆さんに聴いてほしいです!

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レッスンでのUさん タマイと一緒に苦手な部分を確認します 練習の成果が本番で発揮できますように!

サックスとピアノはどんな役割?

「La fleur(ら・ふるーる)」メンバーはフルートが14人、サックス1人、ピアノ1人という16人のアンサンブル。なぜフルートだけでなく、サックスとピアノのメンバーが加わったのか、タマイに聞いてみました。

カタヤマ
今回のアンサンブル、サックスはどんな役割なんですか?
タマイ
フルートだけの大編成だとどうしても高音域ばかりになってしまうため、フルートよりも低い音域のテナーサックスで、バンドでいうとベースのような役割として、低音でこのグループを支えていただきたいと思い、サックス会員のNさんに相談をしました。
「みんなで演奏するなら出演しても良いですよ」とお返事をいただいて、良かったです!

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テナーサックスで参加されるNさん(右)と担当インストラクターのオカダ(左)気合い充分の表情!

カタヤマ
では、ピアノの役割は?
タマイ
ピアノは、全体のテンポをキープしたり、時には引っ張ってもらったりと、全体の音楽をまとめる、バンドならドラムのような存在です。
「伴奏ならやってみたい!」と手を挙げていただいたピアノ会員のKさんには感謝しています!

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ピアノのKさん(左)と担当インストラクターのオカモト(右) フルート・サックスの皆さんは丸井錦糸町店、Kさんは錦糸町パルコ店に通われているため店舗をまたいだアンサンブルグループです

サックスもピアノも、フルートの皆さんの音楽を支える役割なのですね。頼もしい存在です。
参加を決めてくださってありがとうございます!
    

サックスNさん、ピアノKさんからもコメントをいただきました

サックスNさんより:
普段演奏することの少ない16分音符(♬)が出てくる部分が難しいですが、指がスムーズに回るようにいま練習を重ねています。
特に1番のサビ部分が、この曲の聴きどころかな。ぜひ聴いてほしいです!

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テナーサックスの音が14人のフルートの音色にどのように重なるのか楽しみです!

ピアノのKさんより:
今は、楽譜どおりに演奏出来るようテンポを決めて練習しています。
フルートとサックスのブレスの(息を吸う)タイミングや、メロディーが入ってくる前のテンポの揺れを確認したりしていますが、ソロでの演奏とは違って一定のテンポを保つことや、他の楽器と同時に音を鳴らすタイミングを見極めるのがなかなか大変です。頑張ります!
全体を支える伴奏ももちろんですが、ピアノの綺麗なイントロをぜひ聴いてください!

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ピアノは大勢でのアンサンブルに入る機会が比較的少ない楽器なので、貴重な経験になりそうですね 皆さんとのアンサンブルを楽しんでください!

「La fleur(ら・ふるーる)」2回目のアンサンブル練習会では、いよいよサックスのNさん・ピアノのKさんも加わる予定だそうです。
どんなサウンドに変わっていくのか楽しみですね!
La fleurの皆さん、ひきつづき頑張ってください!

Part5は、ピアノでご出演のUさんの近況をお届けします

次回はピアノのUさんの近況を、ユアステプレコンサートの模様などを中心にレポートします。
ぜひお楽しみに!

YOUR STAGEについて、詳しくはこちら。
チケットは、お近くの店舗にてお買い求めください。

ユアステだより記事一覧



ルシアー駒木のギターよもやま話 その94「今年巻き起こる風は更に熱くなる!前編」

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みなさんこんにちは!

パソコンが新しくなったら、速度がかなり早くなって、
自分が追い付けない
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ルシアー駒木です。

みなさん、こちらのブログ、覚えていますか?
山口さん&ケリーさん、そしてイダさんの動画と共に大好評頂いておりました、

そうです、
RAIMUNDOGUIUTARSに関しての一連の記事。

先日、久しぶりに現地滞在し、今回もまた素晴らしい楽器をValenciaの仲間たちと仕上げてまいりましたので、その様子をご覧頂こうと思います。


今回は、久しぶりのエールフランス
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まだ席に座ってすらいない段階で、男性CAが声をかけてきました。
「お前さ、ギターでも弾くの?(英語ですが、ニュアンスはこんな感じ笑)」
「弾くよ!、っていうかギターの仕事なんだよね。技術者で。」
「おお!本当か!?それはすごいな!」
という感じで着席もしないままCAと雑談する旅の出発となりまして(笑)

話はどんどん盛り上がっていき、結局、彼がCA業務の手が空く度、私の席にきてギター談義をする、という

彼の名誉の為と、エールフランスの業務に問題はなかったのでちゃんと書いておきますが、CAとしての業務は完璧にこなしておりました笑

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最後連絡先を交換しました。
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また会おうぜStephane!

という事で、スタートからなかなか私らしい旅になりました。

バレンシアにはダイレクトに飛ぶ飛行機がないので、どこかを経由地にせねばなりません。
今回はパリを経由で時間を無駄にしないタイミングの乗り継ぎが出来、移動時間がそれほど長くなくすみました。
とは言え、日本を発ってから17時間くらいの移動。歳とってきて最近移動が辛いです(笑)

今回の旅の仲間は、前回も大活躍のイトヤマに加え、アベ(東京&名古屋のギターリペア工房マネージャー)が一緒。

私も経験ありますし、アベは複数回経験したらしいんです。
え?何をって?
所謂lost luggageです。人間は着いたのに、荷物は現地に着かないってやつですね(笑)
大概は飛行機を乗り継いだ移動の時に起こります。今回は乗り継ぎ時間が短かったので尚更心配していましたが、
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無事来ました。アベも一安心。

今回のホテルは旧市街地の中でしたので、外観もこんな感じ。
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素敵なお姉さんにチェックインをお願いし、
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初日は移動で終了です。

さて、
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ホテルを出ると、素晴らしい青空です。建物とのコントラストが美しい!
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やってきた、というより、帰ってきた感じですね。
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中に入ると早速我々の検品を待つギターたち。
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早速作業にとりかかります。
「検品」ですが、一緒に仕上げている感覚ですね。
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今回は「エレクトリック」ガットギターが多いので、電装系のチェックやアンプにつないでの音出し確認も重要な仕事です。
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ファクトリーのみなも、いつもの様に我々に特別に時間を割いて対応してくれています。
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タフな仕事ですので、終われば結構クタクタ(笑)
イトヤマ&アベも、この通り(笑)
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こういった出張では、食事が一番の元気の素。
まさにこのバレンシアが発祥地のパエリアは外せません。
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店ごとに違うのも楽しみですね。
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海沿いの地域ならではのまるで牛ステーキのようなマグロ
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個人的にはこのパスタのパエリア『フィデウア』が大好き。
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夕食は所謂バルに行くことが多いのですが、
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ここで豆知識(笑)
メニューを見ると、
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各料理、値段が2種類つけられています。

これ、座席によって値段が違うんですね。
このメニューで言えば、カウンターとテーブル席、そしてテラス席での値段が書かれています。
カウンターかテーブルか、で違うこともあるみたい。
ご旅行時の参考に!

今回はこの辺で。
次回は美しい楽器をお見せしましょう!

では後編で!
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ルシアー駒木でした!

その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!

ルシアー駒木のギターよもやま話 その95「今年巻き起こる風は更に熱くなる!後編」

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みなさんこんにちは!

子供の肌荒れに、処方された薬を毎日塗ってあげていたら、
塗装でやられていた私の手荒れも改善した、

これぞ一石二鳥
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ルシアー駒木です。

おかげさまで好評の前編


後編もスペインの風を感じて頂ける事間違いなし!
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早速参ります!

もったいぶらずに、お見せしましょう。
今回もすごいのあるんですよ。

どどん!!
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どうですか!
見た目で感じるこの風格。
RAIMUNDOの凄さが伝わるこの1本。
Model: Suprema
German/Austrian Spruce top
Exotic grain Madagascar Rosewood side&back
French polish

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これぞ「弾けばスペインの風が吹くギター」!
クラシックギター、特に日本製や日本人ルシアーの作品を沢山試された方にこそ弾いてみて頂きたいですね。
日本製の良さが何なのかを認識できると同時に、それとは異なった楽器の魅力といううものがある事も実感できます。
エレクトリックソリッドギターでしかギターを知らない方も、これを鳴らせばクラシックギターの魅力がわかります。
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タフな仕事に備えようと、今回の滞在では朝食をしっかり食べて過ごしたのですが、
そこはスペイン。
ホテルの朝食でさえ、
生ハム食べ放題。
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徒歩5分ほどの場所には、セントラルマーケットがあり、
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中は早朝から準備で活気に溢れています。
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実は、
そこでも朝食が楽しめます。
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安くておいしいです。
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おいしい朝食で英気を養って、仕事に向かいます。

細かな事はその場ですぐ確認しながら。
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今回のギターも本当に素晴らしいものばかり。

前回の訪スペイン&ブログ掲載後は、動画でも随分話題になりまして、ルシ駒イベントでも大好評。すぐ完売してしまった為に、随分と「次の入荷は無いのですか?」という質問をお受けしました。
ご期待に応えました!(笑)

と言う事で、大好評モデルを今回またご用意できまして、

ジリコテ材の631E/Cは最高の仕上がり。
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材の個体差で表情も違います。
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そしてこれまた話題になりました、ホワイトエボニーの633E/S & 633E/S Narrow も美しさに見惚れます。
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今回もおそらく、ですがイベントなど実施予定。そうなると、すぐ無くなってしまうかも。。。
皆さんお早めにご一報くださいね。

そして、検品する中でお互いに気が付いたことや商品改善のアイディア、また全く新しいアイディアなどは、ミーティングでじっくり相談。
これも大切な仕事です。
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そして最終日には、先代マニュエル氏も作業を手伝って下さいました。
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ビクトー社長も自ら出荷準備。
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充実の滞在でした。

後編でも少し周辺をご案内しましょうね!
今回は宿泊地が旧市街地でしたので、ホテルを出ればすでに遠出しなくてもスペインを満喫できる環境。
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食事中にも背後にはギターオジサンが
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そもそもホテルの屋上から景色も素晴らしかったです。
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そうそう、スペインぽいといえばですね、
ダラス出張のレポートでも度々登場するのですが、私は時差ボケ解消に「エナジードリンク」を活用する事が多いんですね。
スペインでも、と思って買いに行ってみると、
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ESPRESSO MONSTER!
日本では見ないですよね。ヨーロッパではスペイン以外でもあるみたいなのですが、コーヒー好きの国って感じしますよね。

こんなのもありましたよ。
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PLUS COFFEE
日本でも売れますかね、これ。

味はどちらも、想像以上にコーヒーでした。
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最終日には素晴らしい出会いもありました。
秋葉原にある楽器専門店舗の店長でもあるイトヤマがアポを取っていた方がおりまして、
Mr.Alvaro Corrochano!
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とても穏やかで楽しい人柄に、話も弾んだのですが、
持参して下さったヴァイオリンの素晴らしい仕上げに感動しました。
彼の話題は、イトヤマのブログでご覧ください。


さて、
如何でしたでしょうか!

最後にとっておいた、まさにとっておきの話題。。。
こちらのモデル、
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そうです、動画の中でケリーさんが演奏されて話題になっていた、エレクトリックフラメンコモデル646PE/S。
こちら、実は今、すんごいミュージシャンに使って頂くご予定があり、近々発表できる見込み。
私の動向をご覧になられている方は、何となく想像つくかもしれませんね。
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こうなると、今回も即完売か!?
皆さんお早めに!

出荷を待つギターとスペインの夕日
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※これ、写真未加工です!

ルシアー駒木でした!
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ねえねえ皆さん、
この飲み物飲んでも大丈夫だったと思いますか?(笑)
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暗闇で煌々と光っておりました。

その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!

ルシアー駒木のギターよもやま話 その96「緊急告知!!!」

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皆様こんにちは!

飛行機で首を痛めてマッサージしていたら、頸動脈を押さえてしまい気を失いかけた
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ルシアー駒木です。

本日は、緊急告知です!

ルシアー駒木アメリカ買い付けギタートークショー 全国ツアー決定!!

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第一弾店舗発表!
です!!!

希少な買付け品と共に全国を回ります!!!

ルシ駒トークショーは、特に昨年、開催各地で大好評!
未開催地の皆様から「私の家の近くでもぜひ!」という声を沢山頂きました。


そこで、「トークショーツアー」として、各地を回っていきたいと思います。
まず第一弾として、7~9月のスケジュールが確定!

発表する店舗はこちら!

開催予定店舗&日程は、変更の可能性があります。開催についての詳細は各店舗の正式発表でご確認ください。

開催日開催予定店舗
7月7日(日)けやきウォーク前橋店
7月27日(土)札幌パルコ店
8月4日(日)錦糸町パルコ店(meets 山口和也氏)
8月11日(日)新宿PePe店
8月18日(日)名古屋パルコ店
8月24日(土)福岡近郊店舗でもしかしたら開催されるかも!?
8月25日(日)福岡近郊店舗でもしかしたら開催されるかも!?
9月15日(日)大宮店
9月22(日)津田沼パルコ店
  • 山口氏とのコラボになる8月4日だけは、内容が異なります。ご注意ください。両方参加されることを推奨します(笑)
  • 店舗によって、ルシ駒トークショー未体験の方優先・もしくは限定、とする企画もあるようですのでご承知おきください。詳細は各店舗にてご確認下さい。


ワクワクしますね!!
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トークショーツアーのタイミングに合わせまして、改めまして自己紹介しましょうか(笑)ブログの96話目で自己紹介も何なんですけど

ヴィンテージギター販売からそのキャリアをスタートさせ、雑誌掲載用等のオーダーメイド製作、講師業務、店頭でのリペア業務等を経て、現在では楽器開発から海外ギター工場での技術指導までを手がけている。
アメリカ・スウェーデンのアーティストから、スペインの伝統的なギター製作現場まで高い信頼を得る国際派技術者。
エレクトリックギター・ベース、アコースティックギターの入門書や、メンテナンスDVDへの出演、ラジオ「SAME'SBAR」への出演等、その活動の場を更に広げている。
島村楽器ギターリペア工房長。

、、、というのが公式発表されている私のプロフィールなのですが笑、
ブログだとですね、楽器製作している感じないですよね(笑)。でも、そもそも私は製作家。
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私が作った楽器は様々なミュージシャンに使って頂いていたり、過去雑誌やテレビで登場したりもしています。


世界中で大活躍、CWF(TOTO singer Joseph Williams teams up with former Chicago singer Bill Champlin and Swedish guitarist/Producer Peter Friestedt)の動画で私のハンドメイドギターを見て頂きましょう。

www.youtube.com
メインで登場しているギター


www.youtube.com
Bill Champlin氏が弾いている白いギター&ステージ上にセッティングされているギター


www.youtube.com
全編で使用されているギター


そんな私がアメリカで買い付けてきた特別な楽器たちを、沢山つれて、みな様のもとへ!!!!!

Webに文字で書いちゃまずい裏話や(笑)、ちょっと勉強になる楽器のお話、皆さんが気になっているあのブランドの秘密を解析したり、、、
盛り沢山でお届けしますよ!

皆様とお会いできるのを楽しみにしております!
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ルシアー駒木でした。

その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!

ピアノのUさん 「プレ・ユアステ」の様子をレポート!【ユアステだよりPart5】

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こんにちは。音教企画課のタカセです。
梅雨らしく肌寒い日が続いていますね。皆さんお元気でしょうか?

「ユアステだより」Part4では、大編成アンサンブル「La fleur(ら・ふるーる)」のメンバー
皆さんの、第1回アンサンブル練習会後の様子をお届けしました。

今回は、ピアノの連弾で初出演のUさんが、「プレ・ユアステ」(チャレンジコンサート)に
出演された時の模様を中心に、現在のUさんの様子をレポートしていきます!

吉祥寺店での「プレ・ユアステ」を終えたUさん

6月15日(土)に、Uさんが通われている吉祥寺店で「クラシックチャレンジコンサート2019」
という発表会が開催されました。

この時期のコンサートや発表会では、ユアステに出演予定の方々は8月の大舞台が近いので
「プレ・ユアステ」として、ユアステと同じ曲を演奏することが多く、この日のUさんも
ユアステで演奏予定の「ロシアのワルツ」「アイリッシュ・ジグ」を、インストラクター
サカイとの連弾で演奏されました。

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Uさんの奥には、連弾パートナーでもある担当インストラクターのサカイ。人前で演奏する機会は貴重なので、良い練習になりますね。Uさん、綺麗な手の形です!

演奏前は緊張されていたというUさん。サカイが演奏直後にお話を伺いました。

サカイ
人前で演奏してみて、どうでしたか?
Uさん
緊張しました!練習量の多かった「ロシアのワルツ」は、それでも大きく崩れずに音楽を通すことができたように思います。でも「アイリッシュ・ジグ」のほうは、いつも弾けていたところが弾けなかったりして、反省材料も色々見つかりました。
サカイ
課題がはっきりとしてよかったですよね!
Uさん
そうですね。2曲の仕上がり具合はやはり、練習量の差だと感じています。これからより一層練習を頑張ります!

ユアステ本番当日に向けての準備も着々と

普段の練習はもちろんですが、そろそろ必要になってくるのが本番での楽譜や衣装の準備です。
Uさんが現在どんな準備をされているか、教えていただきました。

本番用の楽譜

インストラクターのサカイが、自分用にと連弾楽譜をマスキングテープで張り合わせて製本していた
ところ、Uさんも同じようにご自身の楽譜を製本してレッスンに持ってきてくださったそうです。

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Uさん作成の製本楽譜 左:テープは裏側に貼っています 右:開いたとき

Uさんが貼ってきてくださったテープについて、「アンティーク調な色合いのマスキングテープだな
と思ったら、医療用のサージカルテープだった」との事!伸縮性もあって使いやすいんだそうです。
新たな発見ですね!

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テープの貼り方のポイントは、ほんの数ミリ隙間をあけること。そうすると譜めくりがしやすくなるそう。楽譜製本は、本番前のとても大事な作業なのです!

当日の衣装

ホールの雰囲気に合わせて、フォーマルな雰囲気のものを考えているというUさん。
具体的な衣装については、奥様が色々と考えてくださるとのこと。楽しみですね!

基礎練習も新たに追加して頑張っていらっしゃいます

前回のUさんの回(ユアステだよりPart3)でもご紹介した基礎練習「ハノン」ですが、最近さらに
バリエーションを増やして練習されているそうです。白鍵と黒鍵が混ざった四重トリルで、かなり
指の強化に効く練習です!

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よりレベルアップした基礎練習 上級者向けのトレーニングですね!

インストラクター、スタッフからUさんへ 応援メッセージ

インストラクターサカイより

いよいよ「アイリッシュ・ジグ」のセコンド(低音パート)練習が始まりますね。セコンドに取り
組むまえにプリモ(高音パート)の経験を経たことは、Uさんにとって大きな自信になっていると
思います!
今後もさらにお互いの呼吸を合わせて、心地よい音色や表現を探していきましょう。
「ロシアのワルツ」において、連弾独特の音楽作りは経験されていらっしゃるので、「アイリッ
シュ・ジグ」のセコンドもスムーズに仕上げていけると思います。
これから本番までの音楽づくり、私も楽しみです。ひきつづきよろしくお願いします!

音楽教室担当のノザキより

インストラクターのサカイのアドバイスを受けながら、日々練習を重ねて来られたと思います。
ユアステではサカイとの連弾で、お互いに支え合って演奏をするというのが何とも感慨深いです!
お忙しいなかでもピアノと向きあってこられたUさんの姿を会場の皆さんにお披露目できるのを
私も楽しみにしています。ぜひ、この機会を楽しんできてください!!

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写真は、吉祥寺店OPENのときからのお付き合い、管楽器リペア担当スタッフのカンザキとUさん。

店長のアリマより

いつもお忙しいなか、純粋に音楽を楽しまれているUさんの姿をみて、自分自身も精進しなくてはと
鼓舞されております。そして、いつでも朗らかな笑顔でご来店されるので、いつも癒されています。
本番当日も、ステージ上のUさんの笑顔が満開になりますように!頑張ってください!ファイト~!

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吉祥寺店スタッフ一同、応援しています!後列の左から2番目が店長アリマ。

スタッフもユアステに向けて盛り上がっていますね!応援メッセージの内容から、普段楽しく
レッスンに通われているUさんの様子やスタッフとの信頼関係が伝わってきて、わたくしタカセも
嬉しくなりました。Uさん、これまでたくさん努力をされてきていますので、あとは元気に当日を
むかえられるよう、風邪などにも気を付けてくださいね。
タカセも、微力ながら応援しています!

次回は大編成「La fleur(ら・ふるーる)」の皆さんの現在をお届け

Part6では、大編成「La fleur(ら・ふるーる)」の7月15日に行われた練習会の様子を
カタヤマがレポートします。皆さんの様子や演奏がどのように変化しているのか・・!
是非、お楽しみに!

YOUR STAGEについて、詳しくはこちら。
チケットは、お近くの店舗にてお買い求めください。
www.shimamura.co.jp

ユアステだより記事一覧

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